出版社内容情報
やっぱ、野球っておもしれえ! 高校に行ったら漫画部に入ると心に決めていた野球嫌いの主人公・繭村。だが、彼の前に“野球の神様”が現われ、誰にも打てないという「神の一球」を授ける……。
内容説明
高校入学直前、野球嫌いの繭村剣の前に「野球の神様」と称する老人が現れる。老人は誰にも打てない「神の一球」を繭村に授け、この球で天才スラッガー・佐野慶司を三年間抑え込めと命令する。仕方なく野球部に入った繭村だが、そこにいたのは、一癖も二癖もある部員ばかりで、デコボコもいいところ…。真夏の香川を舞台に繰り広げられる、涙の野球ファンタジー。ああ、やっぱり野球はおもしろい。
著者等紹介
七原七典[ナナハラナナスケ]
1989年生まれ。野球漫画をこよなく愛する香川県在住の大学生。旺盛な筆力の持ち主で「講談社Birth」の発足当初から多数の作品を応募してきた。自らの野球経験を活かして書かれた『神の一球』(『ソクラテスはお前一人じゃない』から改題)で、第20回「講談社Birth」小説部門賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しぇん
17
KindleUnlimitedで。無理やりやらされた中学3年間を終えて野球生活を終えようとした主人公の前に現れた野球の神様。絶対抑える神の一球を押し付けられた主人公が、また、嫌々野球を続けることになり、と。物語るのオチは序盤で簡単に予想がつきますし、主人公のひねくれっぷりも中々のものですが、結構楽しんで辞めました。2023/05/07
Humbaba
2
勝負において,絶対というものはありえない.そして,絶対がないからこそその勝負は面白いものになる.もしも必ず勝てる勝負があるとしたら,誰もそれをやろうとはしない.ただ勝つことが面白いのではなく,自分が努力して,その結果勝つからこそ面白いと感じられるのである.2012/04/22
玻磨
0
イジケっぷりが良い(笑)あちこちつっこみ処が満載ではあったけど、面白かった!野球は良くわからないけど、最後まで読まされてしまうのは、高校野球もののまぶしさだな。2012/03/31
kouipochi
0
野球の小説。あり得ない設定だけど、野球すきな人にはいいかも。いや嫌いな人もいるかも。2011/09/09
みのり
0
ストーリーの展開の速さに戸惑ったが、面白い本だった。ホントは体育会系部活が嫌いな人が読むといいかも。2011/03/22