内容説明
遠距離恋愛中のナナミと友人の浮気現場を、東京で目撃した真。京都からだと電話をかけ、知らんふりをした。いまの彼女との距離感にも納得していたし、自分も同級生の月野さんが気になっていたからか。だが、月野さんには年上の恋人がいて、その恋人にも…。はたして恋は「同時進行」できるのか。
著者等紹介
寒竹泉美［カンチクイズミ］
１９７９年、岡山県生まれ。京都府在住。京都大学大学院医学研究科博士課程修了。医学博士。短編小説や写真等はＷｅｂなどでも公開し、積極的に活動の場を広げている。２００９年６月締切、第７回「講談社Ｂｉｒｔｈ」小説部門受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ma-no
2
これは掘り出し物！ 平易かつ巧みな筆致に、ぐんぐん物語世界に引き込まれてゆきました。現実の恋愛と同じ強度で、甘さやつらさを追体験できる。老若男女で感想が大きく異なりそうですね。いろいろなひとの感想を聞いてみたい。2010/03/11
仮ッ子
2
恋は思案の外。まさにまさに。二人の人を同時に愛せるか？私の答えはNOであるはずなのだが、登場人物たちの心の揺れが細やかに描かれていて、同調させられてしまった。時がいつか、こんがらがった想いの糸をほぐしてくれるのだろうか。彼らの行き着く先が、それぞれの本当の安らぎの場所であるように願う。2010/03/10
ひろぼん
2
話の続きが気になってどんどんページをめくってしまいました。とりあえず月野さんがかわいいです。後、個人的には岩崎よりも西山のほうがいい奴そうに思いました。2009/12/11
本おや店主
1
少しずつ重なったいくつもの恋が、どんどんとあるべきところへとおさまっていく様が面白かった。 うん、二股はしんどいよね～。やめとけやめとけ、と思いながら読んだ。 時々、わ、新しー、と思う表現があり、そういうところも面白かった。2011/03/19
almeida
1
恋は理屈じゃないからねぇ。難しいよね。2010/04/25
