出版社内容情報
名作古典文学を23世紀の子ども達に!
読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、日本の古典文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、児童むけ古典文学全集の決定版。
富岡 多恵子[トミオカ タエコ]
著・文・その他
内容説明
元禄時代には、経済力をもった商人たちによって、日本のルネッサンスといわれるほどの、いきいきした町人文化が花開いた。そこにすい星のように出現した作家・近松門左衛門。宿命的な封建制度のなかで、人間らしく必死に生きようとする男と女の恋愛をテーマに、みごとな語りことばで描きだす義理と人情の人間ドラマの数々。『出世景清』『冥途の飛脚』『心中天の網島』など、歌舞伎や人形浄瑠璃(文楽)の舞台にのせられ、今も日本人の心をゆさぶりつづけている近松の最高傑作五編を収録する。
著者等紹介
富岡多恵子[トミオカタエコ]
1935年、大阪市に生まれる。大阪女子大学(現大阪府立大学)英文科卒業。処女詩集『返禮』でH氏賞、『物語の明くる日』で室生犀星詩人賞を受賞する。のちに小説も書きはじめ、『当世凡人伝』の中の「立切れ」で川端康成文学賞、『冥途の家族』で女流文学賞、『植物祭』で田村俊子賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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