出版社内容情報
読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、古典文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、文学全集の決定版『堤中納言物語』は、毛虫を愛する型破りなお姫さまや、片思いに身を焦がす憂愁な貴公子などの登場人物たちが登場する物語で、世界最古の短編小説集。『うつほ物語』は全20巻、日本最古の長編物語。天上の琴を守り伝える芸術一家4代の数奇な物語だ。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
干刈 あがた[ヒカリ アガタ]
著・文・その他
津島 佑子[ツシマ ユウコ]
著・文・その他
内容説明
『堤中納言物語』には、いまに通じる個性的な人間像が、あふれる機知とユーモアで描かれている。毛虫を愛する型破りなお姫さまや、片思いに身を焦がす憂愁な貴公子などの登場人物たちが、この世界最古の短編小説集に、いきいきとした生命を吹きこんでいる。『うつほ物語』は、全二十巻という日本最古の長編物語であり、その成立、内容ともに謎をひめた新発見の魅力にみちている。天上の琴を守り伝える芸術一家四代の数奇な物語の背景に、恋のさやあてや貴族の祝祭などの王朝ロマンが、絢爛豪華にくりひろげられる。
目次
堤中納言物語
うつほ物語
著者等紹介
干刈あがた[ヒカリアガタ]
1943年、東京都に生まれる。早稲田大学政経学部中退。『樹下の家族』で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。ゆれ動く現代の家族を清新な感性でとらえた作品を次々に発表。『ゆっくり東京女子マラソン』で芸術選奨文部大臣新人賞、『しずかにわたすこがねのゆびわ』で野間文芸新人賞を受賞。1992年逝去
津島佑子[ツシマユウコ]
1947年、東京都に生まれる。白百合女子大学英文科卒業。学生時代から小説を書きはじめる。『葎の母』で田村俊子賞、『寵児』で女流文学賞、『光の領分』で野間文芸新人賞を受賞。古典『夜半の寝覚』を素材にした『夜の光に追われて』で読売文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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