- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
母は脳梗塞、父は認知症、夫は心筋梗塞、そして子育て…。多重介護をたった一人で背負った著者が見た、家族の本音。家とは、親子・兄弟の絆とは?本当の敵は、陣中にあり。
目次
1 最強の年寄り
2 四十女に出口なし
3 同居への道
4 親が親でなくなるとき
5 親と子の埋まらぬ溝
6 ふたつの永久の別れ
7 それぞれの生きる道
著者等紹介
真島久美子[マシマクミコ]
1956年、東京生まれ。都立豊多摩高校を経て、1979年武蔵大学人文学部卒業。同年、週刊「セブンティーン」で漫画家としてデビュー。1991年、自身のお見合い、結婚体験をまとめた『お見合いの達人』(講談社)を出版、話題作となり、1994年ドラマ化される。現在は、二女の母として主婦業の傍ら、介護雑誌や教育雑誌を中心にライターとして活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れんこ
13
脳梗塞で倒れた母親とアルツハイマー型認知症から暴言・暴力の症状が出た父親を介護した体験談。介護そのものも大変だと思うけれど、それ以上に血縁のストレスが想像以上にきつく、読んでいて辛かった。2019/05/19
bakumugi
13
読んでいてキツいなーと思う人生の場面多々あり。家族介護だとお互いに甘えがあり、それが直お互いへの憎悪なりがちなのだ。介護される高齢者も一番近くの介護者に容赦なく、たまに顔と口だけ出す縁者にいい顔するのもいろんな関係性を壊す。。家族の介護は一歩距離を置いたところで見守るのが一番理想だが、結局金だ。。家族への愛という美談に頼った介護は破たんする。近い将来の覚悟として大変興味深く読了した。2016/04/29
バニラ風味
11
図書館の介護コーナーで発見し、借りてみました。自分の近親者が年を取り、介護が必要になつた時、誰が、どう対応するか。それをめぐって、兄弟姉妹の考え方の違いや思惑があり、それが対立した時、「絶縁」。多分、どこでもあるのでしょう。私の場合も、この著者ほど大変ではないけれど、なぜ次男夫婦の私たちだけが、介護する事になるの?と、やるせない思いです。みな、自分の今の生活を、そのまま守りたいから、介護者になるのは嫌です。でも、今、介護保険サービスは充実しています。上手に利用・活用していきたいと思いました。2014/08/07
抹茶モナカ
9
母親が脳梗塞で倒れてから、その段取りで、割と兄弟ともめたので、介護の本を物色していて、タイトルからKindleでダウンロードした。そんなに兄弟ともめて大変という話はなく、父親の認知度介護の話がメインだった。2022/11/26
カナリア
8
親がボケはじめたと思い、同僚に相談したら「この本いいわよ!」と貸してもらいました。年上だから、ちゃんとしているって思っちゃだめだな~。。。知識が高くても、思い込み、妄想、暴力で家族がバラバラになってしまうこともあるってわかりました。2015/06/14