講談社biz
世界デフレは三度来る〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 525p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062820066
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0033

出版社内容情報

高橋是清からグリーンスパンに受け継がれた思想
悲願の「一等国」目指す明治?昭和初期。激しいデフレ、繰り返し襲う金融危機のさなか、日本には世界水準の経済論戦があった。その見事な経済思想を20世紀末に引き継いだのは日本でなくアメリカだった。経済金融史を彩るインテレクチュアルズたちの熱情を物語る!

われわれの後ろには、アメリカと世界の生産する大衆がついている。商業にたずさわる者がいる。工場労働者たちがいる。働く者すべてがいる。金本位制をあくまで欲する者に対しては、彼らとともにこう宣言しようではないか。君たちは働く者の額にこのイバラの冠をかぶせることはできない。君たちは人類を金の十字架にかけることはできない。――<1896年夏、ウィリアム・ジェニングス・ブライアン民主党大会演説>

竹森 俊平[タケモリ シュンペイ]
著・文・その他

内容説明

悲願の「一等国」目指す明治~昭和初期。激しいデフレ、繰り返し襲う金融危機のさなか、日本には世界水準の経済論戦があった。その見事な経済思想を20世紀末に引き継いだのは日本でなくアメリカだった。経済金融史を彩るインテレクチュアルズたちの熱情を物語る。

目次

第1部 金の十字架(高みを舞う鷲;一八七三年の犯罪;松方正義と金本位制)
第2部 銀行家たち(高橋是清、北京を訪ねる;狂気の時代;高橋・井上コンビ誕生;井上準之助と金融エリート ほか)

著者等紹介

竹森俊平[タケモリシュンペイ]
1956年東京生まれ。81年慶應義塾大学経済学部卒業、86年同大学院経済学研究科修了。同年同大学経済学部助手。同年7月米国ロチェスター大学に留学。89年9月同大学経済学博士号取得。慶應義塾大学経済学部教授。主な著書に『経済論戦は甦る』(2002年東洋経済新報社第4回読売・吉野作造賞)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hannover

1
大学の教科書に指定されているので読んでいるのですが、非常に面白いです。ただ、上下巻合わせて1000ページ越えの分厚さなので読み切るのにくろうしそうです・・2010/05/27

あがた

0
19世紀末から現在まで130年ほどの期間の、通貨と金融政策の歴史。メッポウ面白い。と同時に、今の不況を読み解くうえでの参考にもなります。

あがた

0
19世紀末から現在まで130年ほどの期間の、通貨と金融政策の歴史。まだ下巻を読みかけなんだけど、これがメッポウ面白い。と同時に、今の不況を読み解くうえでの参考にもなります。

ジジ

0
過去から学ぶことは多いと実感できます。日本を良い国にしたいと考えるだけではダメで、やはり時代を正確に見る目が必要だと考えさせられました。2009/08/18

ミッキー

0
人物像を絡めた経済政策の分析は実に面白い。そして納得の度合いも増します。参考になります。2020/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/528051
  • ご注意事項

最近チェックした商品