講談社+α文庫<br> 永続敗戦論―戦後日本の核心

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講談社+α文庫
永続敗戦論―戦後日本の核心

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062816519
  • NDC分類 304
  • Cコード C0130

出版社内容情報

アメリカに服従しつつ「敗戦の否認」を続ける戦後日本の欺瞞性を暴き、その終焉を宣言した衝撃の書。今こそ侮辱のなかの生を拒絶せよ米国に対する敗戦を骨の髄まで内面化する対米無限従属と、一方でアジアに対する敗戦否認。
戦後から内在し、今日顕在化してきた現代日本のねじれた姿を「永続敗戦レジーム」と喝破し、各界に衝撃を与えた注目書、待望の文庫化。

解説・進藤榮一

白井 聡[シライ サトシ]
著・文・その他

内容説明

「永続敗戦」。それは敗戦後、「平和と繁栄」の物語のもとで連綿と続き、その物語が失われようとするいま、露になってきた戦後日本体制のグロテスクな姿。それは、米国に対する敗戦を骨の髄まで内面化する対米無限従属と、一方でアジアに対する敗戦否認として表れる。負けを正面から認めないがゆえに、さらなる敗戦を招く。現政権下でさらに進む「永続敗戦レジーム」を解く。

目次

第1章 「戦後」の終わり(「私らは侮辱のなかに生きている」―ポスト三・一一の経験;「戦後」の終わり;永続敗戦)
第2章 「戦後の終わり」を告げるもの―対外関係の諸問題(領土問題の本質;北朝鮮問題に見る永続敗戦)
第3章 戦後の「国体」としての永続敗戦(アメリカの影;何が勝利してきたのか)
エピローグ―三つの光景

著者等紹介

白井聡[シライサトシ]
1977年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位修得退学。博士(社会学)。専攻は政治学・社会思想。日本学術振興会特別研究員等を経て、京都精華大学人文学部専任講師。『永続敗戦論―戦後日本の核心』(太田出版)で第4回いける本大賞、第35回石橋湛山賞、第12回角川財団学芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

65
第二次世界大戦の「敗戦」を認めずに、「終戦」と位置付けてきたことに端を発する嘘と欺瞞に満ち満ちた日本の政権史。世界中のパワーバランスが急速に変化する今こそ過去の事実を総括すべきではないのか。歴史の証言者がこの世から去りつつある現実があるからこそ、最後のチャンスであるように思う。2019/01/20

かふ

24
加藤典洋『敗戦後論』を論を受けて、日本の敗戦が米軍(GHQ)の従属国となることで天皇制を維持してきたこと。それは連合軍の「無条件降伏」を受け入れたものだが日本統治のために天皇制は維持されてきた。そのことで日本の主権は占領国によっても変えられなかったとする「主権(天皇制)の維持」が政権に勘違いを起こして「敗戦」を「終戦(天皇の玉音放送によって終わらせたと国民に思わせる)」と言い直す。永続的に敗戦などしていないという勢力が対米従属のまま「神州不敗」神話を信じてしまい、米軍の傘の中で経済発展を遂げてきた。2021/09/24

tsu55

22
「敗戦」を「終戦」と言い換える欺瞞。 ポツダム宣言を受諾した事実を意識の中から消し去ろうとする。そして敗戦が永続する。そしてこのツケを払わされる時がいつかきっと来ると思う。(今もツケは少しずつ払わされているのだが、もっと手痛い目にあわされる時がくると僕は考えている。)2020/09/17

猫丸

20
日本の支配層はアメリカによる「戴冠」を経たものに限られる。そしてアメリカの国益を損なう線に触れるや否やその行動にストップがかかる仕組みになっている。そう、そこまでは想定内。本書読後に浮上した疑問は大衆とアメリカの関係。為政者の欺瞞に安易に同調するほど大衆には自律性が欠けているものだろうか? 親米右翼という思想的奇形に無自覚な層が国民のどれほどを覆っているのだろうか? どうも気になってしまう僕の弱点は若い頃に根付いた吉本思想だとの自覚はあるんですが。まさか、みんなアメリカを「同盟国」と思っているのかな?2019/01/09

ステビア

19
敗戦の否認と忘却2023/11/07

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