講談社+α文庫<br> 日本人というリスク

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講談社+α文庫
日本人というリスク

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062815109
  • NDC分類 338.12
  • Cコード C0195

出版社内容情報

「ポスト3.11」時代の新・人生設計入門! 国家は何もしてくれない。斜陽の国を明るく生き抜くための方法論をカリスマが徹底教示

「ポスト3.11」時代の新・人生設計入門! 国家は何もしてくれない。斜陽の国を明るく生き抜くための方法論をカリスマが徹底教示

【著者紹介】
1959年生まれ。2002年、金融情報小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)がベストセラーになる。著書にはほかに、『得する生活』『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』(以上、幻冬舎)、『マネーロンダリング入門』(幻冬舎新書)、『臆病者のための株入門』(文春新書)、『貧乏はお金持ち』(講談社+α文庫)、訳書には『不道徳な経済学』(講談社+α文庫)、共著書には『世界にひとつしかない「黄金の人生設計」』『「黄金の羽根」を手に入れる自由と奴隷の人生設計』『黄金の扉を開ける賢者の海外投資術』(以上、講談社+α文庫)などがある。

内容説明

3・11を境に、日本人を取り巻くルールが変わった。もはや会社は社員を守らない。国家は国民を守らない。リスクをすべて押しつけられた個人は、この斜陽の国でいかに生きるべきなのか―。カリスマの人生設計論・決定版にして、新世紀を生き抜くためのバイブルが待望の文庫化。あらゆるリスクから自分を切り離し、「経済的独立」を果たして幸福を手にする。奪われた未来を取り戻し、理想の楽園へと続く道を切り開く究極の一冊。

目次

1 日本人の人生設計を変えた四つの神話(日本を襲った二羽の「ブラックスワン」;不動産神話―持ち家は賃貸より得だ;会社神話―大きな会社に就職して定年まで勤める;円神話―日本人なら円資産を保有するのが安心だ;国家神話―定年後は年金で暮らせばいい)
2 ポスト3・11の人生設計(伽藍からバザールへ―人的資本のリスクを分散する;世界市場投資のすすめ―金融資本を分散する;なぜふつうのおばさんが億万長者になるのか?;大震災の後で人生を語るということ)

著者等紹介

橘玲[タチバナアキラ]
1959年生まれ。2002年、金融情報小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。同年、『新世紀の資本論』と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)がベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

70
本書の「成分」を分析すると、次の3つの本に分解されます。 ・勝間和代 「会社に人生を預けるな~リスク・リテラシーを磨く~ (光文社新書)」 ・ロバート・キヨサキ  「金持ち父さん貧乏父さん」 ・中島義道  「私の嫌いな10の人びと」 これら3冊の本と本書の合計4冊を足し合わせると、 なんとミクロ経済学のテキストが出来上がります! それぐらい考え方が相通じる本たちです。 2013/04/22

ほじゅどー

18
★★★★★根拠データに基づいた提言には説得力がある。マイホーム神話、大企業神話、円資産神話、国家神話は1997年の金融危機で崩壊し、2011年の大震災には確実になっていたことを金融理論を根拠に解説する。ブラックスワンに気付かず、変動金利で住宅ローンを組み、大企業に就職し、円資産しか持たない日本人。これまでの日本人と同じ「人生設計」には大きなリスクがある。。。2013/08/01

かなすぎ@ベンチャー企業取締役CTO

13
本を読むいいことって、今の当たり前は当たり前ではないことを知ることができるってどっかで聞いたけど、本書の内容はそれに近い。日本人が当たり前だと思ってる「持ち家、会社(サラリーマン)、円、日本国」の4つはリスクだという説明をしてる。これらは、昔は信用できたものだけど、今はそうではないから、対策をしなくてはならないと警鐘を鳴らしている。自分は、筆者の考えは大好きで、自分がなんとなく思っていたようなことを、きれいに言語化してくれているので、いつものように、「うんうん、そうだよね」って思いながら、スラスラ読めた。2021/08/22

でんか

9
3.11後に書かれた本。会社が社員を守っていたり、国家が国民を守っていたのが過去になった、自分で防衛しないといけませんでという本。そのリスクを漠然と抱えているだけでは、不安でしょうがなくなってしまうので、こうしては?と。著者得意の、世界市場への投資によって、個人のリスクを国家のリスクから切り離せばよい、と説きます。また、持ち家・賃貸論がのっていますが、たしかに、3.11を経験してしまうと、すこし、考え方が変わってきた気はします。2017/11/10

Mako

6
僕たちは当たり前のように日本人であることに安心を抱いている。そうじゃない人もいるけど、ほとんどの人に危機感はない。当たり前に大学に行き、就活をして大企業を目指し、子供を作り、マイホームを住宅ローンで買う。終身雇用を信じ、頑張って働いていれば収入が増えると思い、定年まで働く。今まではそれでよかったが、これからは違う。収入や資産を一か所に集中させるのは大きなリスクだ。ポートフォリオをリスク分散型に変更し、人生を時代に最適化させよう。金融資産は円に集中させず、外資や世界株投資へ。人的資本は自分の強みに投資だ。2019/08/24

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