講談社+α文庫
楽屋顔―噺家・彦いちが撮った、高座の裏側

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784062814553
  • NDC分類 779.1
  • Cコード C0176

出版社内容情報

林家彦いちが撮った、落語家たちの舞台裏!人気落語家・林家彦いちが寄席の楽屋で撮り下ろした、噺家たちの知られざる素顔。彦いちだからこそ撮れた視点、距離感……くすりと笑える、新感覚写真集です

内容説明

空手好きの大学生が迷い込んだ、ある日の寄席。“客席のこちら側”から見た「不思議」に惹かれ、“客席の向こう側”へ飛び込んだ彼が体験したことは―?人気落語家・林家彦いちが、前座時代から撮り続けた、楽屋での発見や驚きの数々。芸人が舞台へ向かう直前の顔、弟子の高座を袖で眺める師匠の顔、「間違えちゃった!」時の顔…。噺家だからこそ撮れた芸人たちの貴重な「楽屋顔」や、楽屋のルール、秘密まで。

目次

はじめに 寄席との遭遇
楽写―彦いち楽屋写真館
楽屋な日々(「楽屋」は楽しい部屋か;前座限界ライン;「その座布団に座ってはいけない」 ほか)
そして今日の彦いちは(文庫書き下ろし)(忘れられない穴;見えないルーティン)
おまけの一席 東京近郊寄席のおはなし

著者等紹介

林家彦いち[ハヤシヤヒコイチ]
1969年7月3日、鹿児島県生まれ。1989年、国士舘大学文学部中退後、林家木久扇(初代木久蔵)へ入門。前座名「きく兵衛」。初高座は1990年で演目は「寿限無」。1993年に二つ目に昇進し、現在の「彦いち」に改名。2000年、NHK新人演芸コンクール大賞受賞。2002年に真打昇進。2004年、第9回林家彦六賞受賞。古典落語の枠におさまらず、新作落語を数多く手がける傍ら、海外での落語会にも精力的に参加。また2004年に立ち上げたSWA(創作話芸アソシエーション)では、2011年12月の解散公演まで、背番号「1」として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はちてん

12
写真エッセイ集。彦いち師匠が長年趣味で撮りためた芸人たちの楽屋裏の姿。フィルムとモノクロに拘って撮影されるそうで、確かに渋い。一門の写真が多くなるのは致し方ないが、もっと他の方々の楽屋顔も見せて欲しくなる。 四代目三木助師匠の笑顔が印象的、享年43歳…。 p.101『本日のすべてが見える「マルコヴィッチの穴」』限定で本日の。面白い。2012/02/10

くま

3
写真もステキだし、1枚1枚に添えられている言葉もステキだし、合間合間の話なんて涙流して笑ったわ。楽写の時より面白く感じたのは、彦いちさんの高座をあの時より聞いてるからかなー。とにかく良本!2012/01/03

時次郎

2
寄席でよくみる芸人の楽屋での素顔が見れる。今から10年以上前の写真なので、落語家も色ものの先生方も若いのに驚く。もう鬼籍に入られた方も多く写っており、漫才の、あした順子・ひろしコンビが写っていたのは特に嬉しい。春風亭一之輔師の前座時代からの変遷も観察出来る。また、彦いち師のエッセイが素晴らしい。落語家の書いた文章は本当に読みやすいと思う。落語のリズム感がそうさせているのだろうと思う。そして忘れてならないのは、4代目桂三木助師の写真だろう。見ていると、なんだかジーンとしてくる。2015/12/14

ハル

1
『立川談春もとのその一スピンオフ』をみにいったとき、彦いちさんの怪談部の落語が面白かったので検索をかけてみたら本を出していることがわかり、図書館で予約。エッセイや写真から落語・落語家に対する愛やリスペクトが伝わってくるようです。前座にもランクがあるとか、初めて知ることもあり面白く読みました。2015/07/19

fukusima

1
林家彦いち師匠が撮った、楽屋・噺家の写真集。三遊亭円丈師匠の写真の下に添えられた、印象的だった一節を引用します。「幸せとは長い長い不幸の狭間に一瞬の幻のように現れて消えてゆく。」と語る。円丈師匠は言う。「落語の中では、普段絶対言えないような純粋な気持ちを言えるんだ。」2014/06/09

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