出版社内容情報
原発事故の“破局”を脱する「希望」を育てよ
原発の洗脳を解き、安心できる未来へと、この「文明」を問い直す
●10年に一度は起きている大事故
●「安い電力」に含まれない様々な経費
●放射能に目をつむるクリーン神話
●ある青年政治家による原子力導入の強行突破
●原爆4000発分の余剰プルトニウムを抱え込む日本
原子力という「パンドラの箱」を開けてしまった人類に襲いかかった際限のない放射能。この箱を再び閉じる道は存在するのか。人々が原子力への洗脳に気がつき、引き返さない限り、巨大事故は繰り返し、災禍は限りないものとなるだろう。私たちは何を間違ったのか。原子力と決別するために、私たちが選ぶべき道とは何なのか?
反原発活動の生涯を貫いた論客が、その最晩年に、原子力をめぐる様々な神話=国民への洗脳を、ひとつひとつ暴いていった警世の書。
※本書は2000年8月に光文社より刊行された同名の書を一部訂正し、編注をつけたものです。
高木 仁三郎[タカギ ジンザブロウ]
著・文・その他
内容説明
原子力という「パンドラの箱」を開けてしまった人類に襲いかかった際限のない放射能。この箱を再び閉じる道は存在するのか。人々が原子力への洗脳に気がつき、引き返さない限り、巨大事故は繰り返し、災禍は限りないものとなるだろう。私たちは何を間違ったのか。原子力と決別するために、私たちが選ぶべき道とは何なのか?反原発活動の生涯を貫いた論客が、その最晩年に、原子力をめぐる様々な神話=国民への洗脳を、ひとつひとつ暴いていった警世の書。
目次
プロローグ―原子力の歴史の総括として
原子力発電の本質と困難さ
「原子力は無限のエネルギー源」という神話
「原子力は石油危機を克服する」という神話
「原子力の平和利用」という神話
「原子力は安全」という神話
「原子力は安い電力を提供する」という神話
「原発は地域振興に寄与する」という神話
「原子力はクリーンなエネルギー」という神話
「核燃料はリサイクルできる」という神話
「日本の原子力技術は優秀」という神話
原子力問題の現在とこれから〕
著者等紹介
高木仁三郎[タカギジンザブロウ]
1938年、群馬県前橋市生まれ。東京大学理学部化学科卒業。理学博士(東京大学)。専門は核化学。東京都立大学助教授、マックス・プランク核物理研究所客員研究員をへて、原子力資料情報室の設立に参加。87年から98年まで同代表。原子力発電、とりわけプルトニウム利用の危険性について、専門家の立場から警告を発し続けた。2000年10月没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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加藤久和
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