講談社+α文庫<br> 「即興詩人」の旅

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講談社+α文庫
「即興詩人」の旅

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  • サイズ 文庫判/ページ数 198p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062813174
  • NDC分類 726.5
  • Cコード C0171

内容説明

画家が「無人島に持っていく一冊」と公言してはばからない森鴎外訳の『即興詩人』。童話作家アンデルセンの自伝的名作を、百年前に日本に紹介した鴎外の雅文体の美しさに魅せられ、波乱万丈のラヴ・ストーリーに胸躍らせて、物語の舞台のイタリア各地を巡った紀行画文集。“声に出して読みたい”原文をたっぷりと引用しながら、ローマから始まる『即興詩人』のストーリーと、画家の紀行文と美しいスケッチと。一冊で3回楽しめる本。

目次

わが最初の境界―わたしの生い立ちのこと
隧道、ちご―地下に隠された墓地で迷うこと。聖歌隊に入ったこと
美小鬟、即興詩人―美しい少女。はじめての即興の詩
花祭―ジェンツァーノの花祭り、悲しいできごと
蹇丐―スペイン階段の王、ペッポの伯父
露宿、わかれ―野宿。そしてローマとの別れ
曠野―カンパーニャの荒野
水牛―奇跡的な出会い
みたち―ボルゲーゼの館
学校、えせ詩人、露肆―新しい学校。にせもの詩人。本を売る露店〔ほか〕

著者等紹介

安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野に生まれる。山口師範学校研究科修了後、約10年間小学校で教鞭をとる。1968年、『ふしぎなえ』で絵本作家としてデビュー。その後は、画家、装丁家、エッセイストとして幅広く活躍。欧米でもANNO(アノー)の名で広く知られている。国際アンデルセン賞画家賞、ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞、講談社出版文化賞、菊池寛賞、紫綬褒章など内外の受賞・受賞多数。2001年春、故郷に「安野光雅美術館」が開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

138
安野さんの「即興詩人」という絵本は盛り王が医薬の紹介が中心ですがこちらの文庫のほうは、その即興詩人名主人公たちの足跡をイタリアまで行って追いかけたものです。その場所場所の景色などが収められていて即興詩人に関するエッセイといった本で私は自分も行ったことがある場所が多かったせいか楽しめました。2016/11/29

tieckP(ティークP)

4
「繪本 即興詩人」という大型本を再構成した文庫本でほぼ内容は同じ。絵を楽しむならそちらが良いが、旅にはどこか文庫本が合う。内容はアンデルセン作、森鷗外訳の『即興詩人』の各章の流れを鷗外の原文を積極的に引用しながらまとめつつ、作中の場所へ行って安野氏が描いた絵を並べ、ときおりコメントを挟むといったもの。最初は本の方向性が珍しいので構成の把握に戸惑うが、慣れてくると、作者にとって非常に自然な書き物とわかる。つまり特定のジャンルに無理に沿わずに画家が好きな作品について紹介した、そのままの本。良くできている。2019/05/16

喪中の雨巫女。

4
《私‐図書館》即興詩人のストーリーを掌握して、読めばよかった。風景画と風景に対する解説よかった。2011/12/05

しーまま

3
美しい絵に感動。鴎外訳の即興詩人も読んでみたい。2011/02/23

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