内容説明
「ハドソン川の奇跡」は、機長のおそるべき状況判断にあった!常に時間との闘いであるコックピットの中で生まれた仕事の極意は、すべてのビジネスマンにも役立つ示唆に富んでいる。現役の国際線機長である著者が実体験を交えながら、その手法をわかりやすく紹介する一冊。限られた条件のもと最大効果を発揮し、必ず成功へと導く仕事術を大公開。
目次
プロローグ 空から学んだこと
第1章 雲の上の職場から
第2章 フライトとはプロジェクトである
第3章 パイロットという非日常
第4章 マニュアルと情報処理と
第5章 チームワークには「自由」という空気を
第6章 技術を伝承するために
第7章 フライト・シミュレーション
第8章 ビジネスリーダーとしてのパイロット
エピローグ 空ほど美しい職場はない
著者等紹介
坂井優基[サカイユウキ]
現役の国際線ジャンボジェット機長。世界中の街を見ることを夢見てパイロットを目指し、航空大学校を経て大手航空会社に入社。これまでに世界18ヵ国、38以上の主要路線をフライトした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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piro
4
パイロットの話ですが、他の仕事にも応用出来る事がたくさん書かれています。プロジェクトマネジメント・リスクマネジメントの良い参考書です。2016/05/08
あんさん
1
海外出張の乗り継ぎ待ち時間に読む。何気なく乗っている飛行機のパイロット達が、こんなにも複雑な業務と判断をしていることに感謝。リスクマネジメント、チームワーク、リーダーシップについて、とても勉強になった。2014/12/20
R.Ishikawa
0
本書にあった下記2点の内容は、普段の仕事でも当てはまると感じた。 ①期日と到達目標を予めいくつも設定しておいて、その期日までに目標がクリアできなければ潔く撤退するという判断基準点を、プロジェクト開始前にしっかり作ることが大事。 ②業務上発生する制約条件を常に確認する。刈り取りを欠かさずを行う。 特に①は大事で実践するのは難しい。 自分でしっかり判断基準を持てるよう精進しないとな。2016/01/24
Masa
0
下手なマニュアル本より、実践的でよっぽど面白い。機長に求められていることはプロジェクトマネジメントそのもの、ビジネスでもきっと役に立つ。2014/03/15
beckio0402
0
状況を俯瞰して、これから起きるであろ事態を想定し行動することの大切さを改めて認識した。2011/11/11