内容説明
2009年5月に始まるとされる裁判員制度。誰もが納得しないまま強行されようとしている悪制度に真っ向からメスを入れる。80%以上の人々が反対している現実、憲法違反の司法改悪、裁判所に強制連行される裁判員、人権を無視されて死刑台や刑務所に送られる被告人、陪審とは似ても似つかぬ欺瞞だらけの裁判員制度。テレビや新聞が報道しない実相と政府・最高裁のおぞましい思惑に鋭く迫る。最前線で闘う弁護士の渾身のメッセージ。
目次
第1章 裁判員法への猛反発
第2章 憲法違反の司法改悪だ
第3章 納得できる説明がない
第4章 陪審制とはまるきり違う
第5章 また赤紙で召集される
第6章 人権と民主主義が崩壊する
第7章 裁判員制度廃止の先に
著者等紹介
高山俊吉[タカヤマシュンキチ]
1940年、東京都に生まれる。弁護士。東京大学法学部卒業。東京弁護士会に所属し、東京都千代田区に事務所を開く。青年法律家協会議長、日本民主法律家協会副理事長などを歴任。交通法科学研究会事務局長、憲法と人権の日弁連をめざす会代表。交通事故や道路交通問題のほか、裁判や司法などについても発言する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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