内容説明
フランスという国をつくったのはひとりの母親ジュディットだった!前后の息子たちをおしのけ自分の息子に領土を要求したために、フランク王国は三分割され、現在のフランス、ドイツ、イタリアができたのである。また、権謀術数の限りをつくして息子たちを次々に国王の座につけたカトリーヌ。そして、世界的英雄の母となったレティツィア。彼女たちの、優しいだけではなく息子に王座をもぎとってくる凄まじいパワー。
目次
第1章 わが子を王にするために「フランス」をつくったジュディット・ド・バヴィエール(王の心をとらえた若き後妻;先妻の王子たちをいかに出し抜くか;国土を三つに分け、わが子も国王に)
第2章 全ヨーロッパから憎まれても息子三人を次々と王座に導いたカトリーヌ・ド・メディシス(嵐の予感;宗教戦争勃発;陰謀と栄光と)
第3章 復讐に燃えるコルシカ女の執念で息子は皇帝にレティツィア・ボナパルト(闘う母子;ナポレオン、フランス皇帝となる;ひとりの母として)
著者等紹介
川島ルミ子[カワシマルミコ]
東京都に生まれる。ソルボンヌ大学、エコール・ド・ルーブルで一般美術史、ギリシャ彫刻史を学ぶ。西洋美術史、歴史、文化を中心とした執筆、日仏のテレビ、雑誌での制作・取材、フランス人アーティストの紹介などを中心に活動している。フランス・ナポレオン史学会会員。フランス芸術記者協会会員。ファム・フォロム(フランスで活躍する女性の会)会員。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
Humbaba
恵