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講談社+α文庫
国王を虜にした女たち―フランス宮廷大奥史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 265p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062810784
  • NDC分類 283.5
  • Cコード C0195

内容説明

フランス宮廷には公認の側室「公式愛妾」制度があった。歴代の国王の傍らには王妃より実質的権勢を誇る愛妾が、美貌と権謀術数で国を牛耳る姿が見られた。黒魔術や媚薬で若さを保つ、37歳でも18歳の王子の愛妾になる、ライバルをいじめ抜き毒殺するなど、国王の心を射止め、その座を守りぬくため彼女たちはなりふりかまわず闘う。愛を失えば命が危い。

目次

第1章 「女のひと言」で百年戦争を勝利に導いた―フランス王国初の「公式愛妾」アニエス・ソレル
第2章 愛のルネサンス!?十九歳の年齢差を超える大人の魅力―アンリ二世を虜にしたディアンヌ・ド・ポワティエ
第3章 黒ミサ、媚薬…太陽王ルイ一四世の愛を得るために―悪魔に身を捧げたモンテスパン夫人
第4章 愛妾引退後も堂々と国政に参加したロココの女王―知性と教養で国王を操ったポンパドゥール夫人
第5章 高級売春婦からのし上がったフランス最後の公式愛妾―マリー・アントワネットの強敵、デュ・バリー夫人

著者等紹介

川島ルミ子[カワシマルミコ]
東京都に生まれる。ソルボンヌ大学、エコール・ド・ルーブルで一般美術史、ギリシャ彫刻史を学ぶ。西洋美術史、歴史、文化を中心とした執筆、日仏のテレビ、雑誌での制作・取材など、またキュレーターとしても活躍している。フランス・ナポレオン史学会会員。フランス芸術記者協会会員。ファム・フォロム(フランスで活躍する女性の会)会員。パリ在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

城ヶ崎

10
興味深くて、一気に読み終わりました。いつの時代もパトロン的存在がいてたんですね。出てくる女性や時代を追って全部つながっていて歴史としてもわかりやすかった。2020/01/14

Humbaba

4
愛妾は、寵愛を受けている間は贅沢の限りを尽くすことができる。しかし、それを失えばあとに待っているのは悲惨な末路のみである。だからこそ、寵愛を失わないためにありとあらゆる手段を尽くす2010/02/10

バーベナ

3
愛人といつも一緒にいたい、そんな想いが公式の妾という制度をつくりあげた。面白いけれど、残念なことに内容がさらっとしすぎで物足りなかった。もっと知りたいな。2013/01/14

星落秋風五丈原

2
体力的に妾の役目を果たせず、大奥でいう所の御褥(おしとね)すべりを受け入れた女性もいる。だがその女性、ポンパドゥール夫人が、政治の場に同席し、時には外交官のような役割も果たしたという点では、日本の大奥には匹敵するような女性は見当たらない。これは愛人と一緒にいたいがために「公式愛妾」という位まで作ってしまったフランスと、あくまで身分を大奥の中に留めた日本との文化の違いかもしれない。2007/10/18

ぺしみち

1
面白い2012/04/23

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