講談社+α文庫
京都流 言いたいことが言える本

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062810579
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0195

内容説明

「京都の人づきあい」、それは長い歴史の中で自然に培われてきた生きる知恵。常に相手を立てて、ときには嘘をついたり、とぼけたり。京都流の“ものの言い方”の根っこを知れば、八方丸く収めながら、じょうずに自分の意思を伝えているのがわかるはず。まわりも自分も笑顔でいられるのは、「おおきに」という感謝の気持ちの賜物。半世紀の京都暮らしから届ける、風通しのいいおつきあいの知恵袋。

目次

第1章 私らなにも嫌なことあらへん―いつも笑顔で相手を立てる(八方美人でええやないか;無難が人を喜ばせる ほか)
第2章 恥かかしたらあきまへん―「嘘も方便」ほどよい距離を保つ(恥かかしたらあきまへん;しきたりは相手の世界を尊重すること ほか)
第3章 おおきに―京女流・家族とうまくいくつきあい方(小言とお願いではエライ違い;夫かて男や ほか)
第4章 よう知らんけど―角のたたないご近所・知人とのつきあい方(勘ぐられる前に先手を打つ;とぼけておきたい井戸端会議 ほか)
第5章 お茶漬けでもどうです―すべては気配りと思いやり(「茶漬けでも…」は大人の気配り;見かけはあんたの名刺や ほか)

著者等紹介

市田ひろみ[イチダヒロミ]
大阪府に生まれる。服飾評論家、エッセイスト。重役秘書としてのOLをスタートに女優、美容師などを経て、市田美容室代表取締役社長。大阪大谷大学短期大学部講師、日本和装師会会長を務めるほか、書家としても活躍。テレビCMの“お茶のおばさん”としても親しまれ、ACC全日本CMフェスティバル賞を受賞。2001年、厚生労働大臣より着付け技術において「卓越技能者表彰」を、2005年、経済産業大臣より「伝統的工芸品産業功労者表彰」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイアイ

17
「京都と大阪一緒にせんといてやぁ?」勤め先に京都の人が何人もいるので、つかみ所のないあの方々の事が知りたくて読みました。今日の敵は明日の友、一つのケンカが3代まで続く事もあり保身の術が文化として身についた。空気読んで?分かるやろ?察しろよ?って事らしい。「困難や災禍は大きいほど人を鍛えてくれる。富貴、降雨は、はじめ味方のようだが、いつか最大の敵になる」泣いたらあかん教育は京都流だったのね。▷図書館2015/11/29

湯一郎(ゆいちろ)

1
「察する文化」の日本の極、京都の話。ここまで察しあうのはそもそも生活習慣のかなり細かいところまで同じ文化に属すもの同士でないと難しいんじゃないかなー。第一章のいつもニコニコしてなさいみたいな話はわかりやすいし共感できるけど、それ以降は今ひとつ。やはり察する文化は僕は苦手だ。2014/03/11

たま

0
方言混じりの語り口調で書かれており、読んでいて新鮮だった。相手への気遣いについての本、と感じた。2016/11/16

ようかん

0
高校時代の恩師に頂いた本です。京都の伝統のなかに日本の美しさを感じました。2011/05/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/61515
  • ご注意事項

最近チェックした商品