内容説明
昭和６３年４月、関西大学国文学史の非常勤講師となった西田勤先生（落語家の桂文珍）は毎週月曜日１時限目の講義を受け持ち、なんと１５年間にわたり教壇に立った。国文学史といっても、学問の領域を飛び越えて、上方落語のおもしろさから吉本興業や社会現象までをネタにして教室を笑いの渦に巻き込む。おもしろくてためになる文珍流学問のすゝめ。
目次
第１講 落語的ギャグ感覚
第２講 無知に甘える
第３講 笑いは人生の「瀬戸大橋」
第４講 きょうはシャレでっせ！
第５講 ギャグもまた真なり
第６講 「天才」と「危ない」はメビウスの輪
第７講 辻咄が上方落語のルーツ
第８講 眼光紙背で世の中を読む
第９講 パラボラ世代の情報感覚
第１０講 起承転結のコツ
著者等紹介
桂文珍［カツラブンチン］
１９４８年、兵庫県に生まれる。本名・西田勤。大阪産業大学の落研出身。１９６９年、三代目桂小文枝へ入門。「上方お笑い大賞」（金賞・大賞）、「花王名人大賞」（最優秀新人賞・最優秀名人賞・名人賞）を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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みみっちい二十九
1
一つの事象に対峙した時に、どれだけイメージを膨らませることが出来るか。考えることが出来るか。もっと考える力を鍛えたいと思った。2012/12/10
