天皇と宗教

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 414p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062807395
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0321

出版社内容情報

神仏祭祀の変遷から天皇の姿を明らかにする大王祭祀、伊勢神宮の起源、大嘗祭の本質とは何か。新嘗祭など宮中祭祀を解説、仏教色に染まった前近代から廃仏毀釈を経た明治以降まで天皇の姿を宗教から解明。

目次

第1部 「敬神」と「信心」と―古代~近世(国家装置としての祭祀;鎮護国家と玉体安穏;「神事優先」と「神仏隔離」の論理;天皇の倫理―象徴天皇制の原像;神武天皇の末孫として)
第2部 宗教と向き合って―十九・二十世紀(祭政一致の名のもとに―十九世紀;宗教のめぐみ―十九世紀から二十世紀へ;天皇家の宗教;国体の時代―二十世紀前半;天皇制の果実―二十世紀後半)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

19
天皇の歴史の宗教的なかかわりを通年でみているものです。天皇の祭祀としての位置づけについては、今も行われている季節の神事や伊勢神宮のからみなどが事細かく論じられていて参考になります。後半には国体の時代に昭和天皇と秩父宮の確執が語られていて興味深く読みました。2014/09/07

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

19
**日本宗教論**神話・天皇ネタの小説読解の為読了。大和王権による大王祭祀から古代律令制の神祇制度、皇祖神を祀る神宮祭祀やいまも続く宮中祭祀まで…。歴史における天皇の役割、位置づけを宗教的アプローチで紐解き解説する(紹介文・他より)――大和王朝の設立前の時代は、神を自らに降ろし(憑依させて)、その神託で政治を動かしていた。女性上位の巫女主導の時代があった。言わば女尊男卑のシャーマニズムによる宗教国家だった日本。 ⇒続き2013/07/14

陽香

3
201109262016/11/20

(ま)

1
祟る神、護る仏 融通無碍なふわふわしたものを熱心なサポーターたちが都合の良く解釈してフーリガン化し負荷をかける時...2023/02/07

R

1
天皇は歴史の中で非常に宗教的な存在として存続し続けてきたし,天皇の行為は国家行為としてあり続けてきた。建前上のことではあっても,日本は天皇のために存続し続けてきたし,天皇は日本のために存続し続けてきた。この天皇の行為のうち、どの行為が非宗教的であるとか,国家の行為であるとか,厳密には分類不可能な事案がどうしてもでてくる。天皇制が存続する限り,政教分離に関する問題は提起され続けるだろう。そのことがいいか悪いかは個々の判断次第だと思う。2018/12/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4030399
  • ご注意事項

最近チェックした商品