出版社内容情報
韓国は、仏教国だった!
半島ですごした少年時代の思い出と過酷な現代社会で求められる仏教をめぐる旅。
キリスト教の国、儒教の国と思われた韓国は、仏教の国だった。
韓国で最初に訪れた寺には、仏教という教えの始原のありようが日本よりはるかに色濃く残っている気配があった。韓国は儒教の国、キリスト教の国だと勝手に思いこんでいたが、人びとの暮らしには仏教の根が枯れることなく根づいている。――<本文より>
<韓国の仏教のすがたを訪ねて歩いた道のり>
ソウル―論山―灌燭寺―奉恩寺―慶州―皇竜寺址―芬皇寺址―華厳寺―浮石寺
五木 寛之[イツキ ヒロユキ]
著・文・その他
内容説明
韓国は、仏教国だった!半島ですごした少年時代の思い出と過酷な現代社会で求められる仏教をめぐる旅。
目次
第1章 日本仏教のふるさとへ(最初の記憶、論山の地へ;日本仏教の“ふるさと” ほか)
第2章 半島が育んだ仏教(慶州への車窓から;新羅と白木村 ほか)
第3章 朝鮮半島への思い(体にしみこんだ韓国語;ヌクテの鳴く寒村で ほか)
第4章 すべてはつながっている(自分だけの信仰;『無所有』の僧侶との出会い ほか)
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年9月福岡県に生まれる。生後まもなく朝鮮に渡り47年にピョンヤンより引き揚げ、のち早稲田大学文学部露文科に学ぶ。その後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどをへて66年『さらばモスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。81年より一時休筆して京都の龍谷大学に学び、のち文壇に復帰。小説のみならず、仏教思想を背景とした音楽、美術、歴史など多岐にわたる文明批評的活動が注目されている。また、『日本人のこころ』(全6巻)などにより第50回菊池寛賞を受賞、英文版『TARIKI』はアメリカで2002年のブック・オブ・ザ・イヤー(スピリチュアル部門)に選ばれ、さらに2004年、第38回仏教伝道文化賞を授与された。2006年よりさらなる仏教の探究のため、インド、韓国、中国、ブータン、アメリカへの旅を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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