出版社内容情報
子どもの心がなぜ危機に陥るのか、子どもの心理を徹底解明。深刻になる前にSOSサインを受け止めて!いままで良い子だとばかり思っていたのに子どもの様子が少し変。何かトラブルを起こしていないか、うつ病や摂食障害など心の病気か……。とくに思春期は心身ともに不安定になりがちです。何がつらいのか、本人にもよくわかっていなかったりします。また親の愛情と期待が子どもをつぶしてしまうこともあります。子どもの心がなぜ危機に陥るのか、子どもの心理を徹底解明。深刻になる前にSOSサインを受け止めて!
第1章 「良い子」をやめる日
不登校/申し訳なさとふがいなさでつぶれそう
キレる/頭が真っ白になり、怒りを爆発させる
自傷/少しでもやわらげたい「つらさ」がある
うつ/思考も感情もストップさせて自分を守る
薬物/なげやりな気持ちが好奇心に結びついて
第2章 心の危機はどこからくるのか
性格1/怒りが外に出るか、内にこもるか
性格2/自分がダメに思えて好きになれない
身体/背景に脳のトラブルがあることも
家庭1/温かな気持ちを受け取ったことがない
社会1/存在そのものを否定されつづける
第3章 無意識の虐待が無意識の怒りをうむ
期待/子どもを「人生の勝ち組」にさせるために
方針/「自主性にまかせる」という落とし穴
価値観/きれいな良い子でないと認めない
甘え/校内暴力、家庭内暴力の本当の理由は
人間関係2/遊び方にも成績がつく「友だち偏差値」
第4章 そのとき、どうする、どう言う
見極め/医療が必要かどうかの判断は
不登校/言ってはいけない言葉、してはいけない対応
キレる/ときには親が避難することも必要
【コラム】力で抑えつけたら力で反発してくる
第5章 おとなの言動は子どもの心の琴線にふれているか
感情/会話のなかに「気持ちの言葉」を入れる
親子関係/親子は友だちではないことを意識する
精神力/英才教育で学力を身につけさせる前に
自尊感情/ほめるだけでは自尊感情は育たない
山登 敬之[ヤマト ヒロユキ]
監修
内容説明
あんなに「良い子」だったのになぜ?良い子をおそううつ病、摂食障害、引きこもり…深刻になる前にSOSサインを受け止めて。危機に陥る子どもの心理を徹底解明。
目次
1 「良い子」をやめる日(不登校―申し訳なさとふがいなさでつぶれそう;身体症状の訴え―これ以上無理するなという警告サイン ほか)
2 心の危機はどこからくるのか(反応(1)―自己と他者との調整がうまくできない
反応(2)―「良い子」のかたちに自ら合わせる ほか)
3 無意識の虐待が無意識の怒りをうむ(期待―子どもを「人生の勝ち組」にさせるために;心配―たとえ社会性が育たなくても、安全第一 ほか)
4 そのとき、どうする、どう言う(見極め―医療が必要かどうかの判断は;不登校―言ってはいけない言葉、してはいけない対応 ほか)
5 おとなの言動は子どもの心の琴線にふれているか(感情―会話のなかに「気持ちの言葉」を入れる;親子関係―親子は友だちではないことを意識する ほか)
著者等紹介
山登敬之[ヤマトヒロユキ]
東京えびすさまクリニック院長。1957年東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程医学研究科修了。専門は児童青年期の精神保健。国立小児病院精神科、かわいクリニックなどに勤務したのち、2004年にクリニックを開設。医学博士。精神保健指定医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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