出版社内容情報
西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他
内容説明
「変わりたいと思う気持ちは、自殺だよね」ついに明かされる京都連続通り魔事件の真相!
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞、「京都の二十歳」としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
317
ついに最終作で、しかも"戯言使いとの関係"とあっては、ここまで読み進めた身としては嫌が上にも期待が高まるが、戯言使いは登場しない、ストーリーは『クビシメ~』をなぞっているだけで目新しさは無し、人識君の殺人の理由もなんか微妙。本当は殺人衝動を持たない普通の人説はなんだったのか…。奈波がついに登場したがまさに出てきただけ。色々ツッコミどころ満載ではあるのだが、それでも人間シリーズ通して読んで良かったという気持ちはあるから不思議。はたして、まだ語られていない諸々が描かれる日はくるのだろうか。2017/08/23
ソラ
42
戯言使いとの関係とはあるものの、いーちゃんはほとんど登場せず。人識といーちゃんは互いに無影響であるゆえに、無関係だからっていうのはなるほどと。人識はなかなかロマンチストだなぁ。2014/10/25
hnzwd
40
シリーズ最終巻。早期の作品であるクビシメロマンチストの別視点ですが、、戯言遣いは主人公じゃないとそんなに凄い、、というか酷い感じに見えてしまうのかー。人識の方がよっぽど主人公らしい。。。二人が如何にそっくりなのかを感じる、ボーナストラック的な最終巻でした。2014/11/20
友和
28
京都連続通り魔事件とリンクしたストーリー。戯言シリーズのキャラも出てきて懐かしい。2015/01/13
よっしー
23
戯言シリーズに出てくる面々と人識の邂逅を主としているにも関わらず、戯言遣いの危うさというか異常な場面がしっかりと見える不思議な作品でした。戯言遣いと人識、表裏一体という感覚も納得です。というか、個人的には殺人鬼なのを置いておくと、人識の方がまともに見えてしまう気がします(笑 さて、これで人間シリーズも再読完了です!!2025/01/10