講談社文庫<br> 古道具屋 皆塵堂

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講談社文庫
古道具屋 皆塵堂

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  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062777964
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

わけありの箪笥や刀剣、簪などを扱う皆塵堂で修行することになった太一郎。だが怖がりの彼には、古道具に憑いた幽霊が見えてしまう。浅草阿部川町の道具屋に長男坊として生まれた太一郎は、十歳になったところで父親に跡取りから外され、弟音次郎が店を継ぐことになる。太一郎は奉公先を盥回しされ、ようやく経師屋の職人で落ち着こうとしたころ、音次郎が病死し、急遽、実家に呼び戻された。道具屋の修行をやり直すには年を食いすぎている。父親が送り込んだのは、深川の皆塵堂という古道具屋だった。
そこはいわくありの品々をかき集め並べている店だった。店主の伊平次は、年中釣り人の格好をしている呑気そうな男だ。太一郎には、人に言えぬ秘密があった。それは、モノに憑いている幽霊が見えるということ。首吊りや夜逃げのあった家から家財道具を仕入れている皆塵堂では、瑪瑙の簪に憑いている女の幽霊、蒔絵櫛に憑いた呪いなど、なにか憑いているモノばかり。
幽霊と猫が苦手の太一郎には、難行苦行の修行が始まった。幼馴染みの呑み助の棒手振り巳之助や小僧の峰吉など、仲間とともに、摩訶不思議な出来事に巻き込まれていく。
そして、向島のなぜか猫が集まる屋敷を訪れ、ぼろぼろの着物を着た女の子の幽霊を見たとき、太一郎の封印されていた幼い日の記憶がよみがえる。それは?

輪渡 颯介[ワタリ ソウスケ]
著・文・その他

内容説明

奉公先を盥回しにされたあげく、弟の急死で実家を継ぐことになった太一郎。修業先は、深川の古道具屋皆塵堂。やる気なげな店主と、生意気な小僧。並んでいるのは、首吊りや夜逃げのあった家の曰くつきの古道具ばかり。太一郎には、幽霊が見えるという秘密があった。憑きものだらけの怪談人情ミステリー。

著者等紹介

輪渡颯介[ワタリソウスケ]
1972年東京生まれ。明治大学卒。『掘割で笑う女―浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、講談社ノベルスよりデビュー。怪談と本格ミステリを融合させた独特の世界に注目が集まっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

96
表紙のファンタジーを想わせる絵とは異なり、内容は怪談話です。 呪いやら祟りやらの曰くつきの古道具が集まる小道具屋が舞台と恐ろしそうですが、登場人物たちのすっとぼけた性格や人情味で怖さも半減です。面白く読まさせてもらいました。 登場してくる猫鮪助は、鮪と書いて"しび" と読むのは、関西出身猫なのかな ?次作『猫除け』ではもっと活躍してくれるのではと期待です。時代物、特に江戸を舞台にした話は、登場する地名を現在の東京の地図にあてはめながら、あれやこれやと思い巡らす楽しみというオマケもついて、いいですね。2018/04/10

ぶち

95
(再読)シリーズの読書再開のために、第1巻から再読することにしました。奉公先を盥回しにされたあげく、弟の急死で実家(古道具屋)を継ぐことになった太一郎が主人公。稼業を継ぐために同業の古道具屋で修行することになりました。修業先は深川の皆塵堂です。皆塵堂にある古道具は首吊りや夜逃げのあった家から持ち込んだいわくつきの品ばかり。太一郎には幽霊が見えてしまうという隠し事がありましたから、さぁたいへん。幽霊と向き合う日々です。すっとぼけた性格の登場人物ばかりで、無事に解決まで怪談話の恐さも感じずに楽しく読めました。2022/09/06

papako

77
電子書籍で見かけて気になって。結構えぐいお話だったんですね。幽霊が見える太一郎。弟の急死で実家の古道具屋を継ぐことになった。屈託を抱えていたけれど、『皆塵堂』で修行中に幽霊絡みの事件に関わり自分の過去に向き合い立ち直る。なんか終わっても良さそうなラストだけど、シリーズめっちゃ続いてるよね。さてさて旦那さんの萌えに便乗して買ってもらったこのシリーズ、読み進めます!2021/05/29

hirune

64
お化け 怖い(⌒-⌒; )しかし怖がりながらも何とか頑張って解決して成長した太一郎が偉かった☆太一郎の過去にしても他の幽霊たちの事情にしても悲惨な悲劇なんだけど、皆塵堂の伊平次さんや小僧の峯吉、地主の清左衛門さん、太一郎の幼馴染の己之助なんかが飄々としてからりと明るいのでずいぶん雰囲気的に救われてると思います。だけど、やっぱり怖いよお★2016/05/30

sin

60
古道具についた曰く因縁は勿論人の恨み辛みというところで、幽霊が見えて猫と水が苦手な主人公が関わっていく構成がなかなか良くできている。と思っていたら最後の章で肝心の主人公が過去に経験した事柄が解明して去って行くなんて…え?主人公じゃなかったの(w^)2015/04/27

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