講談社文庫
虫も殺さぬ―警視庁北多摩署特捜本部

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 357p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062777704
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ゼネコン収賄がらみの殺人事件とオオクワガタ誘拐の身代金二百万円。相馬刑事得意の独走捜査で思わぬ接点が浮上する。痛快警察小説!ゼネコン贈収賄がらみの殺人事件とオオクワガタ誘拐の身代金二百万円。
相馬刑事得意の独走捜査で思わぬ接点が浮上する。痛快警察小説!

※本書は2003年6月に光文社文庫より刊行されました。講談社文庫収録にあたり、シリーズ名を「警視庁北多摩署特捜本部」にあらためました。

太田 蘭三[オオタ ランゾウ]
著・文・その他

内容説明

北多摩署管内で建設官僚が変死した。一緒にいた女は誰か。ゼネコンの贈収賄事件を追う若杉麗子警部も加わるが、捜査は何度も暗礁に。麗子に憧れるウマさんこと相馬刑事は、オオクワガタに身代金二百万円が要求された珍事件に首を突っ込む。独走捜査は突破口を開くか!?恋の進展も気になる抱腹絶倒警察小説!

著者等紹介

太田蘭三[オオタランゾウ]
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌「新表現」を経て、1956年、時代小説でデビュー。長年続けてきた登山と釣りの経験を生かして、山岳推理の第一人者となる。2012年10月逝去。享年83(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

5
自殺を偽装して建設官僚が殺された。政治家と土建業界の汚職を疑って捜査を進めるが、参考人として目をつけた女にもアリバイがあった。操作が暗礁に乗り上げる中、容疑をかけた代議士の元秘書も殺されてしまう。捜査が難航してるのに休暇を取って那須で登山したら参考人に出会ったり、知人の事件に介入したら死体を発見したり、相馬刑事の活躍はご都合主義すぎるし、贈収賄の実体が未解明のまま殺人事件だけ解決して乾杯って、どうも捜査陣が頼りないなぁ。でも、通勤電車に揺られて読むような軽い味わいは、気軽に読めていいね。 (★★★☆☆)2020/10/06

つちのこ

2
光文社ノベルで読了。那須連峰の登山シーンと八ヶ岳の描写が出てくるので山岳小説として☆ひとつをつけようと思うが、以前の圧倒的な山岳描写が最近は影を潜めて益々寂しくなってきた。もともと釣部渓三郎シリーズより山岳色は少ない北多摩署シリーズだが、それにしてもワンパーンの極致(笑)。ブームが去ったあとのオオクワガタの話題も今更という感じ。太田蘭三は何処へ行くのか…大好きな作家だけに山から離れて欲しくはないのだが…。2000/04/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7924048
  • ご注意事項

最近チェックした商品