出版社内容情報
伊勢神宮と天照大神の真実に、桑原崇と棚旗奈々のコンビが挑む。大人気歴史ミステリー「QED」シリーズ、堂々の完結編!日本の歴史の虚構を暴く、「QED」シリーズ、ここに完結!
伊勢の鄙(ひな)びた村から秘宝の鮑(あわび)真珠を持参していた神職が、不審な墜落死を遂げる。事件解決へ協力を頼まれた桑原崇(くらばらたかし)は、棚旗奈々とともに伊勢へ。しかし、二人を待ち受けていたのはシリーズ中最大の危機だった。果たして崇は、事件の真相と、日本史上最大の深秘(じんぴ)「伊勢神宮の謎」を解けるのか?
伊 勢
論の烽火
花の仕舞
丹の霊璽
法の侏儒
碧の至宝
徳の魔物
血の織枝
龍の御生
幣の朧夜
瑠 璃
高田 崇史[タカダ タカフミ]
著・文・その他
内容説明
伊勢の鄙びた村から秘宝の鮑真珠を持参していた神職が、不審な墜落死を遂げる。事件解決へ協力を頼まれた桑原崇は、棚旗奈々とともに伊勢へ。しかし、二人を待ち受けていたのはシリーズ中最大の危機だった。果たして崇は、事件の真相と、日本史上最大の深秘「伊勢神宮の謎」を解けるのか?「QED」完結編!
著者等紹介
高田崇史[タカダタカフミ]
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。『QED 百人一首の呪』で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ポチ
52
伊勢神宮にも色々とあるのですね⁈やはり薀蓄が重かったけど、面白く読了しました。このシリーズを読んでから、参道に川はあるのか、拝殿、本殿の位置、摂社・末社なども気にするようになりました。最後の月夜見が楽しみです(^^)2017/01/03
hnzwd
41
シリーズ最終巻。タタルと奈々に最大の危機がー。最終巻の事件としては後味が悪いものでしたが、歴史の真実を追求し続けたシリーズとしては外せないテーマだったのかな。伊勢神宮がパワースポットともてはやされる昨今。日本人としては真実を改めて見つめないといけないのかも(๑´•.̫ • `๑)2014/02/02
とも
33
★★★★QEDシリーズ全13冊(ventus&flumenは除く)の最後を飾るに最もふさわしい伊勢。神社のトップに君臨する伊勢神宮ではあるが、あまりにも知らないことだらけで、また作品中で謎が次々と創出され解明されていく。ストーリーとしては、伊勢に在する創造上の海風神社の秘宝を巡り殺人事件が端緒となる。そこから、伊勢に留まらず、卑弥呼や天照や天皇家との関連や謎と、シリーズ最大のスケールとなっている。作品を牽引した崇と奈々との結末も見もの。いいシリーズとの出会いに作者に感謝である。2018/04/23
agtk
31
何度目かの再読。このシリーズは何度繰り返し読んでも飽きない。今回は別シリーズ?スピンオフ?の「卑弥呼の葬祭」を読んで、久しぶりに読み返した。天照と天照大神、卑弥呼、そして伊勢神宮。このテーマだけでもまだまだタタルの蘊蓄学生聞けそう。幸い、スピンオフ的なシリーズも刊行されているし、何より完結したはずのQEDのシリーズも書かれているし、本書で完結したのは、タタルと奈々の関係の第一章完結ということなのかな。そういう子とにしておこう。それにしても、タタルと思ったのあのシーンは何回読んでもニコニコしてしまう。2018/06/02
絳楸蘭
27
あっ、先生ここで会いにくるんですね…。タタルさんから始まってタタルさんで終わった。そして気づいたタタルさん、可愛くて格好よかった。自分の中で伊勢ブームだっただけに楽しめた今回の話。伊勢30の謎。そんなのがあるから神秘的に思えて惹かれるんだよね。シリーズが終わっているのが残念。先生やタタルさんの話ぶりでまだまだいろいろと知りたいことがあるんだけどなぁ。古事記含めてシリーズ全巻読み直したい気分。2014/01/29