講談社文庫<br> 歌うクジラ〈上〉

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歌うクジラ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 416p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062776752
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

聖歌を歌うクジラが発見された100年後の日本。不老不死遺伝子を巡り、少年の旅が始まる。第52回毎日芸術賞受賞現代社会の壮絶な行方を目撃せよ。

二〇二二年、ハワイの海底を泳ぐザトウクジラから、人類は遂に不老不死遺伝子を発見する。だがその百年後、人間は徹底的に階層化され、政府の管理下に置かれていた。流刑地に住む十五歳の少年アキラは、人類の秘密を握るデータを託され、悪夢のような社会を創造した人物に出会うため、壮絶な旅に出る。

もし自分がアキラだったら、どこまでもちこたえられるか。どの段階で投げてゆだねてしまうか、考えてみてほしい。投げたことを最後の最後に自分がどう思うだろうか? ということも、考えてみてほしい。その思考は必ず後にあなたを救うだろう。(巻末「なんのためにでもなく」より)――よしもとばなな

第52回毎日芸術賞受賞作

村上 龍[ムラカミ リュウ]
著・文・その他

内容説明

二〇二二年、ハワイの海底を泳ぐザトウクジラから、人類は遂に不老不死遺伝子を発見する。だがその百年後、人間は徹底的に階層化され、政府の管理下に置かれていた。流刑地に住む十五歳の少年アキラは、人類の秘密を握るデータを託され、悪夢のような社会を創造した人物に出会うため、壮絶な旅に出る。毎日芸術賞受賞作。

著者等紹介

村上龍[ムラカミリュウ]
1952年、長崎県に生まれる。武蔵野美術大学中退。’76年に『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、芥川賞を、’81年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、’96年に『村上龍映画小説集』で平林たい子文学賞、’98年に『インザ・ミソスープ』で読売文学賞、2000年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、’05年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞、’11年に『歌うクジラ』で毎日芸術賞を受賞。小説、エッセイにとどまらず「TOPAZ(トパーズ)」などの映画製作や、サッカー、国際政治、経済に関する著作など、あらゆるジャンルで旺盛な活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

71
再読。近未来の日本。国民は、最上層、上層、中間層、下層、最下層とレベル分けされていて、最上層の人々以外の他の階級の人々は、自分たち以外の階級の人たちの存在も知らされず、決められた地域で決められた生活だけを繰り返している。彼らは食品に混ぜこまれた薬剤で精神コントロールされている。その最下層地区に住むアキラが、ある使命を授けられ、居住区を脱出。次々と明らかになっていく異様な世界の全体像。アキラはどこに向かっていくのか。2020/09/28

眠る山猫屋

63
大好物なディストピア・ロードノベルなのに手こずってる…。陽気な(?)タイトルに反して、絶望しかないミライだからかなぁ。そもそも〝クジラから発見された不老不死遺伝子〟という原点以外、クジラは出てこないしさ。冒険というより逃避行な前半は、異文化ディスコミュニケーション表記に辟易し、中盤以降になってようやく波に乗れてきた感じ。助詞が混乱し、敬語が経済活動的に無駄として排除された未来というのは、考えてみれば面白い。色々な〝美しき日本文化〟を喪失した時代を主人公アキラは生きているのだなぁ。2020/04/30

ソラ

40
普段は読んでない作家さんだけれどもタイトルと舞台設定がおもしろそうだったので購入。やっぱり村上龍さんの他作品を読んだときも思ったけど字が詰まってて読みにくいのは相変わらず。むやみに行間増やせとは言わないけどさ2013/11/09

501

29
不老不死の遺伝子を発見した未来のディストピア小説。文化経済効率化運動により超格差社会が生まれ、階層の住み分けこそが社会の平安を築くという世界。この全体主義的な情報の統制は"一九八四年"や"すばらしい新世界"にも通じる。主人公はある目的を成すため最下位層の"新出島"から脱走し上層部を目指す。上巻は下、中階層までで、下巻で到達する上層部がどのように描かれるのか楽しみ。敬語の喪失、棒職の普及、助詞を崩した会話などが成立した理屈が力技なのは村上龍ワールド。不老不死の遺伝子の発見元が聖歌を歌うクジラなのも龍らしい。2015/05/31

James Hayashi

27
毎日芸術賞受賞作。近未来的でありながら面白みがわからないし、残念ながらついていけませんでした。2018/05/19

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