出版社内容情報
高田 崇史[タカダ タカフミ]
著・文・その他
内容説明
甲斐は、婚約者の聡美に誘われ、茶会に出席するため鎌倉へ二人旅。しかし、そこには貴湖と竜之介の姿が。女二人が火花を散らす中、茶会の主催者である加賀美宗朝と息子の範夫が殺害される。甲斐は、宗朝が調べていたという源氏がたった三代で滅びた理由と、宗朝親子殺人事件の真相に、奇妙な共通点を見出す!
著者等紹介
高田崇史[タカダタカフミ]
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒業。『QED 百人一首の呪』で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ポチ
47
頼朝は鎌倉が三方を山に囲まれ残る一方は海の、天然の要害の地だから幕府を開いた、と言われている。しかし、当時の鎌倉は酷い泥湿地帯で、誰も住んでおらず、そこしか土地が空いてなかったからだとは…。いよいよ甲斐が目覚めるのかな⁉︎(^^)2016/08/26
ソラ
44
今回は鎌倉。QEDでもやってたしやっぱり思い入れがあるんだろうか。鎌倉幕府については知れば知るほど正史とのギャップを感じて、それが面白いところ。2014/05/05
るぴん
38
カンナシリーズ第6弾。婚約者の聡美に誘われ、鎌倉でのお茶会に参加した甲斐は、またも事件に巻き込まれる。貴湖が大学を休学した理由がやっと判明。そういう理由だったのか…。本当に学びたいことが学閥の争いで妨げられるのは辛い。そしてまさか復学のきっかけが毒草師だったとは…(^_^;)殺人事件と頼家、実朝暗殺の事件には共通点が。浮気ばかりしていた頼朝だから、そんな真相もありえたかもしれない。謎は謎のままだけど、やはり北条政子に同情してしまう。聡美はあまり好きになれないな〜。甲斐が覚醒しつつある能力は、忍としての力?2020/03/14
つたもみじ
24
シリーズ第六弾。婚約者の聡美に誘われた茶会に出席する為、甲斐は聡美と鎌倉へ二人旅。竜之介と貴湖も合流し、今回は初っ端から事件が起きるものの、黒幕が本当は何をやらせたかったのか…。聡美に、行き成り忍者とか海女とか暴露しまくって良いんだろうかとか、甲斐に何をさせたいんだとか、竜之介が狙われ…? とか、ホント何者だよ諒司…とか。周囲はますます雑多に。今まで謎が多かった聡美の事が内面を含めて少し見えてきたのは良かった。タタルや御名形の名にニヤリ…で、アノ毒草師に触発されて大丈夫なんですか、貴湖ちゃん…。2014/09/18
とも
23
★★★★この作家、間違いなく鎌倉好きであある。鎌倉に隠された凄惨な歴史を解き明かし、源氏の悲劇をが語られていのは非常に面白い。QEDや鬼神伝と内容が重複することも多々あるが、違う切り口で語る事で読ませる技術は大したものである。この歴史の真実と並行して進む現在の「伝暦」盗難事件のについてもストーリが加速がしてきているので、さて当シリーズも残すところあと3巻。どのような結末がまっているのか、楽しみな限りである。2018/11/01