講談社文庫<br> シンセミア〈下〉

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講談社文庫
シンセミア〈下〉

  • 阿部 和重【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 528p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062775496
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

炎熱の夏、未曾有の洪水に水没した神町。2体の死体が発見され、不穏な噂が町を覆い尽くしていく。神の町の狂態の行き着く果ては!?未曾有の洪水に襲われ水没した神町。二つの死体と共に、終戦直後にこの町で起きた忌まわしい惨劇が浮かび上がる。不穏な噂が町を覆い尽くし、やがてそれは町を二分する勢力の全面抗争へ。神の町の狂態の行き着く果ては。小説のあらゆる可能性を追求し、毎日出版文化賞、伊藤整文学賞をダブル受賞した傑作。

阿部 和重[アベ カズシゲ]
著・文・その他

内容説明

未曾有の洪水に襲われ水没した神町。二つの死体と共に、終戦直後にこの町で起きた忌まわしい惨劇が浮かび上がる。不穏な噂が町を覆い尽くし、やがてそれは町を二分する勢力の全面抗争へ。神の町の狂態の行き着く果ては。小説のあらゆる可能性を追求し、毎日出版文化賞、伊藤整文学賞をダブル受賞した傑作。

著者等紹介

阿部和重[アベカズシゲ]
1968年生まれ。’94年『アメリカの夜』で第37回群像新人文学賞を受賞しデビュー。’99年『無情の世界』で第21回野間文芸新人賞、2004年本作で第15回伊藤整文学賞・第58回毎日出版文化賞をダブル受賞、’05年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞、’10年『ピストルズ』で第46回谷崎潤一郎賞をそれぞれ受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かみぶくろ

92
どうしようもないほどに傑作だった。2017/04/09

Y2K☮

25
東北のとある町を襲ったグロテスクで救いの無い悲劇。話の中心である「田宮家」から一字を取ると隠された趣旨が浮かぶ問題作。大洪水は戦争で、暴走する盗撮サークルと自警団は特高や旧日本軍か。明らかに慰安婦を意図した箇所もある。村上春樹もそうだが大江健三郎系は時にシュートを多投し過ぎる。私はあそこまで鋭く胸元を抉る球は投げられないので、スライダーとのコンビネーションでバランスよく勝負していきたい。とはいえ六十数名の登場人物にまとめを付けたのは見事だし群像劇のお手本には違いない。感情移入できるキャラが一人いればなあ。2015/04/29

ソングライン

20
盗撮グループの悪意の矛先がパン屋一家に向けられ、彼らは街の住民から無視され、ついには迫害を受け、急激に没落し、主人とその長男は非業の死を遂げます。さらに幼児趣味の警官、老人殺しの男、盗撮グループの青年たちも罰を受けるがごとく殺され、事故で亡くなります。一夏の間に起きた地方都市の死亡事件は、人間の欲望の醜さと本当の悪意の存在を浮き彫りにします。救いのない物語、読む前に覚悟のいる1冊です。2020/11/21

ネムル

20
箱庭が作られたからには、壊されなければならない。箱庭が一旦壊されたからには、再生されなければならない(それは次作以降の課題か?)。初期タラもコーエン兄弟もドヤ感から必ずしも好きではないのだが、本作の勢いと精緻さをやはり支持したい。素晴らしかった。かつては明るい昼から暗い夜を作り変えられた虚構だが、ここでは逆に洪水が米軍占領期に遡る街の偽史を白日の下にさらした。だがここにあるのもフェイクとしての歴史だ。なんともカッコいい本だ、パルプ・フィクションはかくありたい。2017/08/16

fseigojp

19
土着的な筋立てが横溝の八墓村を思い出しました あっけらかんとした暴力・性の描写はブコウスキーを思い出しました イヤミス系なので、これらを笑い飛ばしながら読むべきなのでしょうが、決して余所事ではないような。。。。。2017/11/07

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