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講談社文庫
麻酔―渡辺淳一セレクション〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 471p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062775236
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

麻酔医療の失敗で、意識不明のまま眠り続ける妻。母なき家庭は次第に虚ろなものになっていくが……。家族の絆を描く感動長編。渡辺淳一セレクション

医療ミスで眠り続ける妻。誰にも起こりうる迫真の描写が心震わせる人間ドラマ。

子宮筋腫の手術を受けた妻邦子は、麻酔のミスで意識不明のまま眠り続ける。福士高伸は妻の意識が戻るよう、夜の病床で妻を密かに愛撫さえしたが、いっこうに目醒める気配もない。母のいなくなった家庭は次第に虚ろなものになっていくが、高伸は仕事に没頭していく。医療過誤と家族の絆を描く感動の長編。

渡辺 淳一[ワタナベ ジュンイチ]
著・文・その他

内容説明

子宮筋腫の手術を受けた妻邦子は、麻酔のミスで意識不明のまま眠り続ける。福士高伸は妻の意識が戻るよう、夜の病床で妻を密かに愛撫さえしたが、いっこうに目醒める気配もない。母のいなくなった家庭は次第に虚ろなものになっていくが、高伸は仕事に没頭していく。医療過誤と家族の絆を描く感動の長編。

著者等紹介

渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。整形外科医ののち、『光と影』で直木賞を受賞。’80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞を受賞。作品は、医学を題材としたものから、歴史、伝記的小説、男と女の本質に迫る恋愛小説と多彩で、医学的な人間認識をもとに華麗な現代ロマンを描く作家として、文壇の第一線で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雲をみるひと

26
医師でもあった作者による麻酔事故をテーマにした小説。妻の事故を通じて主人公の家族が変化していく様子が書かれているが、個人的には医療現場が生々しく書かれている方に目が向いてしまった。ハイライトである主人公の娘の結婚式のシーンなど小説としての見所も多いのだが…2024/04/03

tomoya

11
渡辺淳一先生の著作を見るのは今回が初めてでした。麻酔科医、患者の家族の心理を巧みに表現されていて引き込まれました。それにしてもミスは怖いですし残された家族もミスをしてしまった側もやるせない気持ちを抱くんだろうと思うといたたまれません。どんな当たり前のこともしっかりとやることはとても難しいことですし大切なことだと思いました。2015/03/19

カツ

6
初渡辺純一。流石人気作家だけあってグイグイ読ませる。麻酔事故により妻が植物状態になってしまう。夫婦とは?家庭とは何か?と考えさせられる。本当に大切なものは失ってからじゃないと気付かないんだよな。清々しいラストも良かった。渡辺さんの他の本も読んでみたい。2024/07/24

sweet november

6
妻が医療過誤で植物状態のち死亡というショッキングな題材だが、 男性の視線で書かれているので、何だか胸にモヤモヤした感じが否めない。2020/09/28

雨ちゃん

5
リアルかもな…医療ミス?と疑われる状況でも医者の機嫌を損ねて患者への扱いを悪くされたら困るから強く聞けない。医者がどんな人かもわからないし説明を受けても正しいのかもわからない。命の問題なのにこのモヤモヤフワフワとした感じ…。自分に責任があると思いながら患者の娘の結婚式にものを送ったりする医師の感覚はちょっと謎だけど、この人視点の話も読んでみたい。主人公が仕事でミスをして、自分と医師を重ねていたけれど、ちょっとしたミスが人の命を左右する医療職についている人たちって本当にすごいと、うっかり者の私は思う…2021/02/06

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