内容説明
本書は、小泉「構造改革」をどう乗り越えていくかを、労働者・国民の立場から全面的に論じようとするものである。今日の「構造改革」の本質、その欠陥や矛盾を明らかにするだけでなく、この政策を推進している勢力やその社会的基盤にまで立ち入って分析をすすめ、それに代わるべき真の国民的民主的な改革構想を、現実から出発して考えてみようというのである。そして、この改革を実現していくうえで不可欠な労働運動の前進方向についても示した。
目次
第1章 変容する日本資本主義と今日の「構造改革」
第2章 小泉「構造改革」の構造と性格
第3章 小泉「構造改革」と国民生活への影響(金融問題―不良債権処理を中心に;財政問題;今日の日本経済とリストラ;雇用・失業問題;社会保障・社会福祉;小泉「構造改革」のなかの大学)
第4章 国民的共同の要求と政策の検討―国民本位の日本経済改革と政治の民主的転換への提言
おわりに―労働者・国民の手による新たな運動への展望
著者等紹介
大木一訓[オオキカズノリ]
日本福祉大学経済学部教授、労働総研代表理事
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