講談社文庫<br> 人間的なアルファベット

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講談社文庫
人間的なアルファベット

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  • サイズ 文庫判/ページ数 383p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062774994
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ACTRESSからZIPPERまで、エロスとユーモアに溢れたアルファベット26文字の”色っぽくて面白い”辞書仕立てエッセイ。

ACTRESSからZIPPERまで、エロスとユーモアに溢れたアルファベット26文字の”色っぽくて面白い”辞書仕立てエッセイ。

内容説明

第二次世界大戦で連合作戦司令部の長官となったイギリスのマウントバッテン卿は、1934年、前開けにZIPPERを使ったズボンを着用して「勇気がある」と評判になったが、その真相とは…。好奇心とユーモアに色っぽさをブレンドして、AからZの単語にまつわる項目を辞書風に仕上げた大人の極上エッセイ。

目次

ACTRESS(女優、女役者)
ART(美術)
BARRISTER(弁護士)
COMMANDMENT(戒律)
CUP(カップ)
DIARY(日記)
EUPHEMISM(婉曲語法・婉曲的表現)
FASHION(流儀、様式、流行、はやり)
FLOOD(洪水)
GIFT(贈り物)〔ほか〕

著者等紹介

丸谷才一[マルヤサイイチ]
1925年、山形県鶴岡市生まれ。東京大学英文科卒。’67年『笹まくら』で河出文化賞、’68年「年の残り」で芥川賞受賞。その後、小説、評論、エッセイ、翻訳と幅広い文筆活動を展開。『たった一人の反乱』で谷崎潤一郎賞、『後鳥羽院』で読売文学賞評論・伝記部門、『忠臣藏とは何か』で野間文芸賞、「樹影譚」で川端康成賞、『輝く日の宮』で泉鏡花文学賞・朝日賞、ジェイムズ・ジョイス『若い藝術家の肖像』で読売文学賞研究・翻訳部門受賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーイチ

14
丸谷才一のエッセイは愛読書と言える。始めて読んだのが多分、高校時代か?思えば長い付き合いである。気取って云えば談論の楽しみと云うものがあって(要するに、居酒屋とか喫茶店で気心の知れた友人と語らう事?)、語り合う相手がいて条件が揃ったときの愉しさは、格別な物がある。丸谷エッセイは書物でそういった愉しさを与えてくれる事があるので、長い付き合いになったのだと思う。続く。2013/06/28

氷柱

4
481作目。3月19日から。返却期限が迫っていたので急いで読んだ。エロティックな事柄についてアカデミックな方面に深く説かれた一作。知の巨人に出会った気がした。こういった何事についても造形が深い様子が伝わって来る作品を読むと本を読むことの大切さを思い知る。吸収するべきことはたくさんあるし、見たり触れたりするべきものもそこかしこに溢れている。入り口がお堅くないところもまた良かった。2019/03/21

格子

2
古い本を読んでいて、色んな知識を持っていないとなかなかついて行きづらい本かなと思った。2021/10/24

tulip

2
体を嗅ぐのではなく、名前を嗅ぐところがしゃれてますね。話の次元が高いよ。2016/04/27

カツェ

1
まさかの全部がシモネタ。裏表紙には色っぽさ、鹿島茂の解説では官能的と言い換えられてたけど。この本のつくりで、その年齢で、エロ話を続けるのはリスペクトだ。2017/12/02

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