出版社内容情報
鉄道やバスに乗って東京近郊の旅に出かけ、その途上で目にする風景や食べ物と、本で描かれた世界を結びつける新感覚書評旅エッセイ。
鉄道やバスに乗って東京近郊の旅に出かけ、その途上で目にする風景や食べ物と、本で描かれた世界を結びつける新感覚書評旅エッセイ。
内容説明
鉄道とバスを乗りつぎ、移ろう車窓の景色に眼を凝らし、降り立った土地の食を楽しみ、関連する本に思いをめぐらす。昭和の雰囲気を忠実に残す郊外の団地、天皇や皇族にちなんだ場所、宗教施設やその跡地、さらに浅間山荘、旧上九一色村など戦後史の重要な舞台を訪ね、読書と旅の風景をつなぐ日帰り“書評”エッセイ。
目次
東京のオリエント(東武伊勢崎線 せんげん台‐越谷)
キリスト看板を捜す(西武池袋線・国際興業バス 天覧山下‐飯能)
昭和天皇とラーメンの記憶(京急逗子線・JR横須賀線 神武寺‐逗子)
秘境駅と義民伝説(京成本線 大佐倉‐宗吾参道)
「厚木の奥」の大川周明(小田急小田原線・神奈中バス 本厚木‐愛川町)
盲腸ローカルバスに乗って(京王線・神奈中バス 橋本‐月夜野)
「1968」から「1995」への旅(JR中央本線・富士急行 旧上九一色村)
鉄道とつながる小説(JR東海道本線 湯河原)
団地に残る隠蔽された昭和の風景(西武新宿線・西武バス 花小金井‐滝山団地)
鰻食しつつ「皇室」を想う(東海道新幹線・JR御殿場線 三島‐御殿場)〔ほか〕
著者等紹介
原武史[ハラタケシ]
1962年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本経済新聞社に入社。昭和天皇の最晩年を取材する。東京大学大学院博士課程中退。’98年『「民都」大阪対「帝都」東京』(講談社選書メチエ)でサントリー学芸賞、2001年『大正天皇』(朝日選書)で毎日出版文化賞、’08年『滝山コミューン一九七四』(講談社文庫)で講談社ノンフィクション賞、’09年『昭和天皇』(岩波新書)で司馬遼太郎賞を受賞。現在、明治学院大学国際学部教授。専攻は日本政治思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」