講談社文庫<br> おひとりさま、犬をかう

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講談社文庫
おひとりさま、犬をかう

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062773744
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

40代のひとり暮らし、パートナーは犬!そんな漫画家&小説家の犬をかうまで、かってから、失ってから……。笑って泣けるエッセイ。

折原みと 「はじめに」より

 犬でも猫でもウサギでも、生き物と一緒に暮らすのってラクじゃない。
 ましてや、「おひとりさま」ならなおさらだ。
 さしずめ、シングルマザーが母ひとり子ひとりの子育てをするようなもの!? ……と言ったら大ゲサかもしれないが、少なくとも私にとっては、そのくらいの覚悟のいることだった。
「大人になったら、絶対に犬を飼う!!」と心に誓ったのは小学生三年生の頃。
 ようやくその夢を実現させたのは、それから20数年後、30を過ぎてからのこと。
 犬を飼える生活と環境、ひとつの命を守り育てるだけの自信と責任感を持てるまでには、それだけの年月が必要だったのだ。
 今から15年前、
「よっしゃー!! 犬を飼うぜ!!」と一大決心した30代独身少女漫画家は、長年住み慣れた東京から湘南の海野街へと移住し、周囲の心配を他に車の免許をGET。ゴールデンレトリバーの子犬を「家族」として迎えた。
 13年半の間、最高のパートナーとなってくれた“リキ”との出会い、初めての子犬の「子育て」。犬と一緒の湘南ライフ。犬を飼ったおかげで気付いたことや経験できたこと。犬がつないでくれた人との縁。時にはタイヘンなことも、振りまわされることもあるけれど、それでも間違いなく幸せで、かけがえのない犬との生活。
 少女漫画家はイメージが大事なので(笑)、今まであまり私生活はさらさないようにしてましたが、この本では
「リア充」ならぬ「イヌ充」作家のリアル人生と日常、ぶっちゃけます!!
 動物を飼っている方にも、そうでない方にも。
「おひとりさま」にも「おふたりさま」にも「ファミリー」にも。
 いろんな方に、楽しんで読んでいただけたら幸いです。
 どうぞ気楽におつきあいくださいませ。

もくじ(2012年6月28日現在)

1、おひとりさま、決意する――犬ライフへの長い道のり

1、涙のかっぱえびせん
2、オスカルとアンドレ
3、人生最大の悲劇
4、小笠原ショック!!
5、一世一代の大決心
6、人生大改造プロジェクト

2、相棒犬を探せ! ――わくわくプレシーズン

1、アインシュタインに憧れて
2、講演料は犬
3、なんたってリキ丸
4、天使降臨!

3、おひとりさま、ママ(?)になる――犬を飼うって子育てと一緒!?

1、運命の出会いの日
2、一日目から大号泣!!
3、子育てに悪戦苦闘
4、おバカ犬騒動記
5、おひとりさまに母性の目覚め!?

4、湘南わんこ物語――海とわんこで人生が変わった!

1、

内容説明

「犬をかいたい」。幼い頃の夢を30代で叶えてから十数年。子犬の育児に悪戦苦闘。湘南への移住と犬と共に変わった人生。犬が教えてくれたこと。幸せな別れと、次への第一歩…。覚悟さえあれば手に入る幸せな“イヌ充ライフ”を、ユーモアたっぷりに描いた、「独身・家持ち・40代」少女漫画家の赤裸々エッセイ。

目次

1章 おひとりさま、決意する―犬ライフへの長い道のり
2章 相棒犬を探せ!―わくわくプレシーズン
3章 おひとりさま、ママ(?)になる―犬を飼うって子育てと一緒!?
4章 湘南わんこライフ―海とわんこで人生が変わった!
5章 八ヶ岳わんこ物語―犬の幸せは飼い主で決まる
6章 幸せなさよなら―リキとの最後の10日間
7章 ペットロスにならない方法―悔いなく愛すること
8章 素晴らしき哉、犬との人生!―天使たちに愛をこめて

著者等紹介

折原みと[オリハラミト]
1985年、少女マンガ家デビュー。’87年に小説家としてデビュー。’91年に刊行した『時の輝き』が110万部のベストセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

110
昭和育ちなら…経験ありかもしれない。生き物を飼う飼わない論争。現代のように避妊だとか騒がれておらず、捨て犬、捨て猫が野良として生きていた時代。野良猫に動物好きの人が餌をあげたり。目の前で動物の命が消えていく様を見ながら生きること、命あるものを学んだ時代。今は、飼うではなく共に暮らすパートナーとして動物たちの存在は根付きつつある。だから、こういう本が生まれる。まだ動物と暮らしたことがない人にはとても参考になると思う。どんな気持ちが大切か…。我が家にも猫がいる。いつかは別れの時がくるんだよな。2013/08/18

シェルティ

37
二日続けて動物物の実話を読んで、どちらもペットとの別れがあり涙がキラリ!自分もアイコンの通りシェルティー犬を飼ってますが、今の子の前の子は10年で亡くしてしまった。腎臓をやられてしまい、病院でいろいろやってもらったが告知から3か月くらいだった。つらいのに、病院に見舞いにいくたび弱弱しくしっぽを振ってくれた。仕事中に家から電話があり、危ないと病院から連絡来たとの知らせ。仕事そっちのけで病院に迎えにいった。最後は家で看取ろうと思いマンションの階段を昇っている途中、私の腕の中で逝きました。今でも涙がでる。2013/03/07

roomy

32
人にも動物にも必ず別れは訪れる。それを怖がっていたら大きな喜びも経験する事はできない。これからペットを、と考えている人、ペットとお別れした人、お別れが近い将来待っている人にはぜひ読んでほしいです。2014/06/16

yukision

23
少女漫画家さんの犬との生活を描いたエッセイ。子供の頃のペットを死なせてしまった告白には胸が痛んだがその失敗があったからこそ犬に対する愛おしさや責任感がより強くなったのだろう。この人の行動力にも脱帽。2019/11/07

JINKO@灯れ松明の火

14
別れのところは泣けました。身につまされる。折原さんみたいに、愛犬に寄り添いながら最後の時を過ごして、お別れできるのはとても幸せなことだと思いました。2012/12/10

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