講談社文庫<br> キャパになれなかったカメラマン―ベトナム戦争の語り部たち〈上〉

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講談社文庫
キャパになれなかったカメラマン―ベトナム戦争の語り部たち〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 577p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062772648
  • NDC分類 070.28
  • Cコード C0195

出版社内容情報

アメリカABCのTVカメラマンとして、ベトナム戦争を10年間取材し続けた著者による迫真のドキュメント。第40回大宅賞受賞作!「戦場の取材の日々がそのまま20世紀の歴史になっている。ベトナムを生き抜いたカメラマンの熱情と誠意の記録」池澤夏樹

生き生きと躍動していた仲間の記者、カメラマンたちが、突然骸(むくろ)になる。沢田教一、一ノ瀬泰造、盟友テリー・クー……。戦場という極限状況の中で、出会い、競い、励まし合いながら成長した若者たち。戦争の真の姿を伝えようとした、著者と仲間たちの、血と涙の従軍記。第40回大宅荘一ノンフィクション賞受賞作。

平敷 安常[ヒラシキ ヤスツネ]
著・文・その他

内容説明

生き生きと躍動していた仲間の記者、カメラマンたちが、突然骸になる。沢田教一、一ノ瀬泰造、盟友テリー・クー…。戦場という極限状況の中で、出会い、競い、励まし合いながら成長した若者たち。戦争の真の姿を伝えようとした、著者と仲間たちの、血と涙の従軍記。第40回大宅荘一ノンフィクション賞受賞作。

目次

幸福の谷―ケン・ゲールとロンの話
新兵カメラマン―ジャック・オグレディと私自身の話
最初の先生―ロジャー・ピーターソンの話
ハト派とタカ派―ドン・ノース、ビル・ブラニガン、エド・ニーダム
ベトナム寸描(その一)―ベトナム人気質、ABCサイゴン支局、日本人の仲間
一つの缶詰を分けあった仲―テッド・コッペルの話
ミスター・モーツァルト―クレイグ・スペンスの話
記者群像(その一)―ルー・チオフィー、レイ・マローニィ、デビッド・スネル
タックナーのクラウチ―ハワード・タックナーの話
優しいディクテーター―スティーブ・ベルの話〔ほか〕

著者等紹介

平敷安常[ヒラシキヤスツネ]
1938年、沖縄県那覇市に生まれる。1965年、大阪の毎日放送カメラマンとして初めてベトナムの土を踏む。翌1966年、毎日放送を退社。米ABC放送サイゴン支局のTVカメラマンとなり、以降1975年のサイゴン陥落までの10年間、ベトナム戦争を取材し続ける。その後、ABCの西独・ボン支局などを経て、ニューヨーク本社勤務。ベイルート市民戦争、イラン革命、湾岸戦争、9.11テロ事件などを取材。1993年、米国籍を取得。2006年、ABCを退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

176
第40回(2009年)大宅壮一ノンフィクション賞。ベトナム戦争を撮り続けた男たちの物語である。 1965年から 75年にかけて、日本から そう遠くない南の国で起こった戦争で カメラで参加して、戦争の真の姿を 伝えようとした男たち… 日本のカメラマンたちも 登場し、 奮闘は続く…文中に 時折 挿入される モノクロ写真が 戦争の無惨さを伝えてくれる、 そんな上巻だった。 2018/07/03

ウメ

5
戦場カメラマンはどんな使命感に駆られて戦地へ向かうのか。「戦場に必要以上にこだわるな、死んだ英雄より明日も生きられる弱虫のほうがいい」と言うジャーナリストもいるが。生死の境界線まで立ち入らなければ撮れなかった瞬間があるのも事実。2017/03/02

廊下とんび

3
日本人とベトナム戦争・・・日本でもベトナム反戦運動は起こったし、その視点でベトナム戦争が語られる事は多い。この本はベトナムの従軍記者、しかも日本人のカメラマンによって語られる《第三者?》の客観的視線かつ、内側から観た生々しいベトナム戦争、そして数々の個性的な戦場ジャーナリストたちを語ったいまだに硝煙の匂いが漂って来るような本。2012/07/13

Miyako Hongo

2
「ベスト&ブライテスト」とか「メディアの興亡」とか読んでたせいか、ああ、この人はこんな所にいたんだー、なんて思いながら読めたのは収穫。 知識があると、その分面白くなる本。2013/12/24

ぐだぐだ

1
ストーリー、か。加工されていない情報などないってことを思い知る。裏方のストーリー。2017/05/08

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