出版社内容情報
日本一不運なサラリーマンと……マフィア! 北海道を訪れた坂田。謎の美女を助けたことから、ロシアンマフィアに目を付けられ……。日本一不運なサラリーマン、第二の事件! 出張で北海道を訪れたサラリーマン坂田は小樽港で屈強な男たちがロシア美女を追い掛け回す場面に遭遇。手ひどく殴られ停泊していた船に閉じこめられてしまう。救い出してくれたクラープと名乗るロシア人は、命を助けた礼に稚内まで届け物をしろと言い……。今度の相手はロシアマフィア。シリーズ第二弾!
大沢 在昌[オオサワ アリマサ]
著・文・その他
内容説明
ロシアマフィアから美女を守り抜け。お人よしで、生真面目で、お節介。騙されやすく不器用な、ごく普通のサラリーマン「サカタ」。日本一不運なサラリーマン、第二の事件。
著者等紹介
大沢在昌[オオサワアリマサ]
1956年、愛知県名古屋市出身。慶應義塾大学中退。’79年、小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞し、デビュー。’86年、「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞。’91年、『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門。’94年、『無間人形新宿鮫4』で直木賞。2001年、’02年に『心では重すぎる』『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。’04年、『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞。’10年、日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiru
141
行く先々で不運にあう坂田シリーズ2弾。出張で北海道を訪れた会社員の坂田。ロシア美女を助けたことではじまるワンナイトチェイス。今回の敵は、住む世界が180度違う屈強なロシアンマフィア。情け容赦ないならず者を相手に、無謀にも返り討ちを仕掛け、泣き言をいいながら捨て身の勝負にでる、不器用な坂田が好きでたまりません♡ 難攻不落なロシア美女に惚れて、ぼこぼこにされる和製ダイ・ハードな坂田がかっこいい!車の横流し、武器の密輸などをスタンダードとしてバランスをとる、日露の密接な関係を知り勉強にもなりました‼ ★5 2020/04/12
aki☆
81
シリーズ2作目。今回坂田の出張先は極寒の北海道。そしてまたまた命の危険を伴うトラブルに巻き込まれる。お人好しで優しい坂田がロシア美女コーシカを助けたのは必然。でもそこから謎の男クラープが現れたりコーシカに惚れちゃったり、挙句ロシアマフィアと対峙。強くも無いし度胸もないうえに運もない💧そしていつも報われない(笑)そんな優しさだけで突っ走っしる坂田だけど男らしくカッコ良く見えるからまた応援したくなる(°´˘`°)♡2020/04/20
ユザキ部長
72
う~ん。前作のハードルが高かったかな?大阪弁パワー強し!だな。まぁ相手ロシアだし、言葉通じないしね。2020/07/30
やも
71
坂田シリーズ2作目。今回の舞台は北海道。ロシアンマフィアに追いかけられる女のコを思わず助けちゃう坂田。なんか前巻よりも男らしくなってない!?やるじゃーん✨って思ったけど、坂田…バカ🤦💦なんで自分から言っちゃうんだよ🤦💦坂田の焦りからの凡ミスで事態は悪化。日本のヤクザにロシアンマフィア。敵をさらに増やし、女のコに情が湧いたのもあり、坂田の逃走劇に拍車がかかる💥この逃走劇がワンパターンっちゃワンパターンなんだけど、飽きないんだよね〜😁それにしても…タイトルひどいよね。涙くらい拭かせてあげて😢★42022/01/19
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
55
前作『走らなあかん夜明けまで』の続編。今回は、極寒の北海道が舞台。日本一不幸なサラリーマンの坂田さんが、凍てつく冬の小樽港に降り立ってまもなく、ヤクザなロシア人たちに追われている美女を救おうとして逆襲にあい、船の中に閉じ込められてしまう。そして、またもや命がけの攻防に巻き込まれてしまう。スピード感、緊迫感は前作ほどではないが、ロシアンマフィアなども登場してスケールはより大きくなっている。また坂田さんも度胸がつき大人になったような気がする。3作目が楽しみ。2020/04/27