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講談社文庫
あの娘は石ころ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 241p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062771573
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ロックンローラー中島らもの音楽への愛! 爛酔の小説家そして孤高のロックンローラー中島らものハードコアエッセイ。十代の頃から書きためたオリジナルソング35篇と戯曲「ハードロックじじい」も収録!

内容説明

中島らもの人生は音楽とともにあり。外国に行けば珍しい楽器を買い込み、瓢箪を使って楽器を作る。腰までの髪を切って迎えた会社員一日目には、10cmヒールのロンドンブーツを履いて挨拶回り。楽器には国境がある。だけどそれは案外簡単に通り抜けられる。オリジナルソング付き絶対爆笑ロックなエッセイ。

目次

正統ではなく、異端を、王道ではなく、邪道を(ブライアン・ザ・ストーンズ―SWEET LITTLE SIXTEEN;水の音楽―そらの自奏琴;わが珍友―這ってる蛇;僕の楽器バイブル―I CAN’T SING A ROCK&ROOL ほか)
とほほがいちばん(どーしたの―ADIOS;初出社はロンドンブーツ―DON’T PISS AROUND;せわしないけど、大阪―FRUSTRATION;エンターテイメントはむずかしい―STORIES ほか)
リリパット・アーミープロデュース上演台本 ハードロックじじい

著者等紹介

中島らも[ナカジマラモ]
1952年、兵庫県尼崎市に生まれる。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。『今夜、すべてのバーで』で第13回(平成4年)吉川英治文学新人賞を、『ガダラの豚』で第47回(平成6年)日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年7月26日、転落事故による脳挫傷などのため死去。享年52(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

もぐら

17
この方の文章で体の中いっぱいにしたいような気持ちになる。ある音楽について「それは眠りを誘うほどに美しい。ただしその美しさがもたらす快さは、希釈された毒物が我々に与える快さである」とか比喩表現から言葉の並べ方まで好き2020/07/04

マッキー

14
らもさんが作った歌がエッセイの後に挿入されていてセンスを感じるものからくだらないものまでさまざまだった。最後のコントっぽいのも笑えるし読んでいて本当に楽しい。2016/07/23

もみじ

5
世界の弦楽器に関するエッセイ他と無法地帯とも思える芝居の台本  たまに「らもワールド」に浸かると 真っ当な生き方をしてきた自分を確認できます(たぶん大抵の方はそうでしょう) 酔って記憶を失くしても 夫の背中に呪いの言葉をこっそり投げかけても 平穏な人生は続いて行くのだと思います  らもさんいつもありがとう やっぱり生きてて欲しかったな   2013/08/04

桜もち 太郎

3
この表紙、ロックなんだよなぁ。怒りが人間を成長させる「メリメリメリメリ背が伸びる」。2018/02/13

マコ

3
中島らもの文章は、いつ読んでも読みやすい。ほかの本で、「フツーの人に芥川、太宰のような芸術的な文章を書く才能などありはしないのだから、せいぜいわかりやすく書くことを目指すべきだ。」というようなことを言っていた。メールやらメモを書くときは、いつもこの言葉を思い出している2013/01/16

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