出版社内容情報
嗚呼、ヒンシュクの人、その名は文士……。高橋・山田両氏が開いた「顰蹙文学カフェ」。酒の肴は「文学」のみ。時代遅れと言われても譲れない。生の愉楽がそこにあるから。文学がもっと面白くなる鼎談集!
内容説明
太宰治も三島由紀夫も中上健次も皆「顰蹙」の人だった?文学は顰蹙買ってナンボ!顰蹙買うのも才能のうち!自らを顰蹙作家と自認する店長・高橋、副店長・山田両氏が発見した顰蹙文学の魅力とは?多彩で偉大で顰蹙で目の離せないゲストを迎え、「文学さん」への捩れた愛を語り尽くす抱腹絶倒の鼎談集。
目次
顰蹙文学カフェへ、ようこそ(高橋源一郎)
文学さん江。(閉店の弁にかえて)(山田詠美)
「顰蹙」買えたら、作家は一人前(高橋源一郎×山田詠美)
無視されるより、けなされたい(ゲスト・島田雅彦)
「書く」ことが恥ずかしい(ゲスト・中原昌也)
「世捨人」になりたかった…(ゲスト・車谷長吉)
「権威」からの逃亡(ゲスト・古井由吉)
長生きすると、顰蹙は「昇華」する(ゲスト・瀬戸内寂聴)
文庫化にあたって(再び、文学さん江。(山田詠美)
「文学」からの手紙(高橋源一郎))
著者等紹介
高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年広島県生まれ。横浜国立大学経済学部中退。小説家。1981年『さようなら、ギャングたち』で群像新人長篇小説賞優秀作、1988年『優雅で感傷的な日本野球』で三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で伊藤整文学賞を受賞
山田詠美[ヤマダエイミ]
1959年東京都生まれ。明治大学文学部日本文学科中退。小説家。1985年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞、1987年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、1989年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、1991年『トラッシュ』で女流文学賞、1996年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2001年『A2Z』で読売文学賞、2005年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
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ゆう