講談社文庫<br> 余燼〈下〉 (新装版)

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講談社文庫
余燼〈下〉 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 493p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062768337
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

起つべし!
剛剣を遣う誠一郎、弁舌巧みな小平太、男伊達の常吉。天明の時代、世直しの一群は江戸城をめざす……。
みなぎる気魄! 北方時代小説の会心作

幕政を執るべきは、一橋治済にあらず松平定信だ。難敵志紀伝八と誠一郎は死闘を演じ、98人の火消を率いた常吉が、小平太が綿密に練った作戦を実現していく。江戸城に向かう打ちこわしの群れが、世直しへの道標となるはずだった。だが定信は、擾乱に関わった者たちの抹殺へと転じ……。待望の新装版化!

25 前夜
26 緒戦
27 江戸擾乱
28 石くれ
29 収束
30 老中就任
31 蒼氓
32 魔手
33 待避
34 条理
35 屋敷
36 死すべきは
37 水
38 炎暑
39 敵地
40 涙
41 赤心
42 希望
43 それぞれの秋
44 散る華
45 冬の雷
46 決闘
47 研師
48 静謐の時
49 終宴


北方 謙三[キタカタ ケンゾウ]
著・文・その他

内容説明

幕政を執るべきは、一橋治済にあらず松平定信だ。難敵志紀伝八と誠一郎は死闘を演じ、九十八人の火消を率いた常吉が、小平太が綿密に練った作戦を実現していく。江戸城に向かう打ちこわしの群れが、世直しへの道標となるはずだった。だが定信は、擾乱に関わった者たちの抹殺へと転じ…。待望の新装版化。

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒。’70年「明るい街へ」でデビュー。’81年『弔鐘はるかなり』でハードボイルド小説に新境地を開く。’83年『眠りなき夜』で日本冒険小説協会大賞、吉川英治文学新人賞、’85年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。’89年『武王の門』で歴史小説に挑み、’91年『破軍の星』で柴田錬三郎賞、さらに近年は『三国志』など中国小説での活躍も目覚ましく、2004年『楊家将』(PHP研究所)で吉川英治文学賞に、’06年には『水滸伝』全19巻(集英社)で司馬遼太郎賞に輝いた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BJF028

0
下巻に入ると「余燼」というタイトルが重くなって来る。登録数の少ない作品だけど非常に面白かった。「三国志」や「大水滸」に代表される北方健三の描く集団戦に魅せられてきたが、個人戦(手練れたちの立ち合い)の描写もなかなかだ。2016/02/12

マーボー王子

0
いつもながら、北方さんが描く人物はかっこよい!2014/02/07

大吉

0
余燼だねぇ。後半がなんとも。水滸伝と重なる印象。2013/08/18

many_sasakure

0
「赤津は国へ帰らせた」の一言だけで下巻に一切登場しない、序盤はメインキャラだった赤津さんカワイソス。2013/06/30

てら

0
打ちこわしの高揚感はさすが。打ちこわし後にどうなるのかなと思っていたけど、みんな男伊達だったなと思うな。2013/06/24

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