朝日文庫<br> 斎藤家の核弾頭

個数:1
紙書籍版価格
¥1,320
  • 電子書籍
  • Reader

朝日文庫
斎藤家の核弾頭

  • 著者名:篠田節子【編著】
  • 価格 ¥1,300(本体¥1,182)
  • 朝日新聞出版(2024/11発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784022651778

ファイル: /

内容説明

「国家主義カースト制」によって超管理社会となった2075年の東京。政府から立ち退きを強制された斎藤家は、理不尽な転居命令に抵抗して日本国政府に宣戦布告する! 予言的なリアリスティック・ディストピア小説。《解説・ブレイディみかこ》

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

277
篠田節子が得意とする(得意技はこれ一つではないけれど)近未来SF。ベースになっているのは、国家権力による行政代執行が行われた、かつての三里塚闘争である。そこに、オーウェルの『1984年』、北朝鮮の核戦略、『ゾウの時間、ネズミの時間』、国民総背番号制(マイナンバーカード)、井上ひさしの『吉里吉里人』から、果ては『ひょっこりひょうたん島』まで、持てる材料を総動員しての長編。主人公はと言えば、昭和のオヤジそのものの斎藤総一郎。なにも、ここまで旧態依然としていなくてもと、思う。2025/12/06

Ikutan

72
『国家主義カースト制』になった超管理社会の日本を描いた予言的小説。1997年に出版された作品の新装版ですが、解説にある様に、2024年の今読むと、ぶっ飛びな設定ながら、その示唆された内容に思わずドキッとさせられる。超エリート「特A級市民」の斎藤総一郎。その義務は職務を全うすることと優秀な遺伝子を残すこと。その為、妻の美和子は六人目を妊娠中。職をコンピュータに追われ、更に政府から立ち退きを強制され、日本国政府に宣戦布告する。巨大化した末娘の小夜子がキーマンですね。ノンストップディストピア小説。面白かった。2024/12/27

きょん

43
超管理社会となった2075年の特A級市民の斎藤家。1997 年に出版された本作は新装版だが、篠田さんの描いた内容が近い将来この国で起こりそうな気がするのは私だけではないと思う。重要な役割を果たしてくれる小夜子の存在が効いている。2025/02/06

hrmt

19
1997年出版の新装版。2075年、全てにおいて超管理格差社会となった日本で、不必要とされ人権無視の扱いを受けた家族の国家権力への反撃。効率化が度をこすと社会はこんなシステムになるだろうか。ちょっと非現実的と思ってしまうのは、単に私がそう思いたいだけなのか…2025/04/29

shi-

18
国家カースト制度に、とてつもなく大きい赤ちゃんに、ぶっ飛んだ設定で予言的ディストピアって…。 こんなぶっ飛んだ設定が読んでるうちに、いやあるのかもしれない、あるのか?と、思わせてくれる。 悲惨な状況なのに、悲惨さを出さない登場人物たちの精神力も凄い。 ラストはちょっと胸が熱くなった。2024/11/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22234817
  • ご注意事項

最近チェックした商品