出版社内容情報
七年の時を経て、脳男が動き出す! 無差別殺人が相次ぎ、真梨子は精神科の治療経験者による犯罪が続いていることに疑問を持つ。「わたしの顔を見た罰よ」
闇の中で囁く女の声がじわじわと心を破壊する
元関取が愛宕(おたぎ)市内で突然暴れて多くの死傷者を出し、精神科の入院歴が問題にされた。他にも事件を起こした元患者たちが揃って直前に行方不明になっており、精神科医の鷲谷真梨子は患者の話から監禁に使われた小屋を探しあてた。が、事件の鍵を握る医療ブローカーと小屋を監視していた刑事2人が殺される。
第一章
第二章
首藤 瓜於[シュドウ ウリオ]
著・文・その他
内容説明
元関取が愛宕市内で突然暴れて多くの死傷者を出し、精神科の入院歴が問題にされた。他にも事件を起こした元患者たちが揃って直前に行方不明になっており、精神科医の鷲谷真梨子は患者の話から監禁に使われた小屋を探しあてた。が、事件の鍵を握る医療ブローカーと小屋を監視していた刑事二人が殺される。
著者等紹介
首藤瓜於[シュドウウリオ]
1956年栃木県生まれ。上智大学法学部卒業。会社勤務等を経て、2000年に『脳男』で第46回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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乱れ読み本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
143
前作の「脳男」がかなり衝撃的で、映画も見たのでこの続編にも期待しました。上巻はどちらかというと前回の主人公「鈴木一郎」が名前だけ出てくる感じで事件が起きます。女性精神科医と刑事が中心人物となるのですが、警察内部の確執などが中心で面白い場面は後半なのでしょうね。2017/02/24
gonta19
116
2010/11/14 Amazonより届く。 2019/5/13〜5/15 9年物の積ん読本にして、6年ぶりの首藤作品。前作「脳男」からは16年ぶりになった。前作の内容はさすがに薄ぼんやりしか覚えていないが、それでも十分楽しめる。二つの事件の関係は?鈴木一郎は事件にどう絡むのか。2019/05/15
相田うえお
111
★★☆☆☆19060 上下巻に分かれても486ページと長〜い。237グラムで重〜い。全体的にどんよりダーク雰囲気で、内容もどこに向かっていく話なのかがなかなか見えてこなくて若干ややこしい〜〜!惨虐なシーンではゾッとする表現が多くて「ひゃ〜!」です。こりゃ、読み手を選ぶかもしれませんね。しかも脳男Ⅱなのになかなか鈴木一郎が登場してくれない!いつ出るか?いつ出るか?と逆にページが進んでしまいました。ん〜焦れったい〜〜!上巻で引っ張るだけひっぱったんだから、下巻で一気に盛り上がってくれよ!と期待して下巻へ。2019/07/07
いつでも母さん
98
【再読】脳男Ⅱを初めて読んだ時のこと、思い出そうとして・・今は、いろんなジャンルを読んでしまったので鮮烈さも影をひそめる。が、Ⅱが出るとは思っていなかったような・・感想は下巻で!2017/03/08
りゅう☆
76
次々と事件を起こす元精神科の患者たち。元関取が突然店に現れて暴れて死傷者を出す。彼は事件直前、どこかで監禁されてたらしい。事件の鍵を握るのは医療ブローカーの存在と怪しい女イブ。1年前、鈴木一郎を担当した精神科医真梨子は茶屋刑事と共に監禁場所を突き止める。そして事件とは全く関係ない動きをする鈴木一郎。彼の企みと今の位置とは?第2第3と起こる残虐な殺人。今この愛宕市では何が起ころとしてるのか?殺された二人の刑事然り、殺される前に彼らの日常が少し伺えるので、それが永遠に失うと思うと切ない。【積読本1冊目!】2022/08/16