講談社文庫<br> ロック母

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講談社文庫
ロック母

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062766708
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

初の芥川賞候補作から川端賞受賞作「ロック母」まで、角田光代の15年にわたる代表作を集めた全7編の「ベスト短編集」。私はこの、迷える足跡をこそ、1冊の本にまとめたかったのだ。――角田光代
1992年?2006年 川端賞受賞作を含む、代表的短編小説7編

作家としての苦悩のはじまりに“しょぼんとたたずむ”忘れ難い作品、「ゆうべの神様」。シングルマザーになる覚悟で離島の実家に帰った私を待っていたのは、恐ろしいほど変わらない風景と“壊れた”母親だった。――川端康成賞受賞作、「ロック母」など、15年にわたる作家活動をあまさずとらえた傑作作品集。

ゆうべの神様
緑の鼠の糞
爆竹夜
カノジョ
ロック母
父のボール
イリの結婚式
あとがき


角田 光代[カクタ ミツヨ]
著・文・その他

内容説明

作家としての苦悩のはじまりに“しょぼんとたたずむ”忘れ難い作品、「ゆうべの神様」。シングルマザーになる覚悟で離島の実家に帰った私を待っていたのは、恐ろしいほど変わらない風景と“壊れた”母親だった。―川端康成賞受賞作、「ロック母」など、十五年にわたる作家活動をあまさずとらえた傑作作品集。

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。’90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、’98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で’99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、’03年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞、’06年「ロック母」で川端康成文学賞、’07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヴェネツィア

454
芥川賞候補となった中篇「ゆうべの神様」と表題作(川端康成文学賞)を含む6つの短篇から構成される作品集。いずれも、ジャンルからすれば純文学だろう。また、この作品集は諸国噺を意図したわけではないだろうが、結果的にはチュンポーン(タイ)、上海、瀬戸内の小島、イリ(新疆ウイグル)と多彩な地を背景とすることになった。さらに、もう一つこれらの作品に共通するのは、人生全般に対するある種の諦念である。角田光代作品の背後にはこれが潜んでいたのかと、何か発見したような気分になる。いずれにしても、直木賞作家、角田光代の⇒2019/02/25

ミカママ

299
エッセイなどでうかがい知る角田さんって、普通のご両親に普通に愛されて育てられたのだろうと。なのに作家さんて、こういうハードな人間模様も描くことができるのね。触ると怪我をしそうな家族関係、彼女が若い頃に訪れたのであろう、外国の風景が舞台になった作品もあり。角田節を十分に堪能させていただきました。2016/09/12

おしゃべりメガネ

222
【『ロック』の日】見事に角田さんの世界観、100%丸出し?の短編集でした。何よりもそのズバリなタイトルにひかれ手に取りましたが、さすが直木賞作家、どの短編も短いながら読み応えは十分すぎです。表題作は果たして何のロック?と思ってワクワクしながら読み始めましたが、そうかそうきたか!となる「ニルヴァーナ」でした。作品そのもの自体は決して‘ロック’とは程遠い?雰囲気なのですが、「ニルヴァーナ」の演出は他の作家さんでは決して真似できない&思いつかない展開かもしれません。作風は重ためですが読んでいて安心できますね。2016/06/23

しんごろ

201
タイトルに惹かれたんですが、音楽物の短編ばかりだと思ってたら、全然、違う(^^;)人の人生いろいろあるよねという感じの短編集ですね。個人的にこんな家族、男女関係にはなりたくないなと……。モヤモヤ感はないんだけど、なんかしっくりこない。だけど決して読後感が悪くない。これが角田光代ワールドなのかな(^^;)『父のボール』で度々でてくる一文、「坂の途中の家」…主婦が裁判員になった作品のタイトルは「父のボール」から拝借したのかなと思いながら読んでしまいました。『イリの結婚式』が個人的に好きかな(^^;)2017/05/19

しゅう

123
芥川賞候補作「ゆうべの神様」、川端賞受賞作「ロック母」を含む7編を収録。作者が「拙い小説」と言った「ゆうべの神様」は若い頃の作者のパワーが漲っている。私自身も経験があるのだが、両親の不仲というのは子供にとってとても悪影響をもたらす。家に火を放つというラストは相当のカタルシスだった。「父のボール」にも同様に不仲な両親が登場する。父の死期に立ち会った娘は心からばんざいと言えたのだろうか?中華料理店で出くわした親子を羨ましいと思う主人公に胸が熱くなった。身重の「私」が瀬戸内の小島に降り立った時、その母は→2026/05/19

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