講談社文庫<br> 泣き虫しょったんの奇跡 完全版―サラリーマンから将棋のプロへ (完全版)

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講談社文庫
泣き虫しょったんの奇跡 完全版―サラリーマンから将棋のプロへ (完全版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062765824
  • NDC分類 796
  • Cコード C0195

出版社内容情報



瀬川 晶司[セガワ ショウジ]
著・文・その他

内容説明

あきらめなければ、夢は必ずかなう!中学選抜選手権で優勝した男は、年齢制限のため26歳にしてプロ棋士の夢を断たれた。将棋と縁を切った彼は、いかにして絶望から這い上がり、将棋を再開したか。アマ名人戦優勝など活躍後、彼を支えた人たちと一緒に将棋界に起こした奇跡。生い立ちから決戦まで秘話満載。

目次

第1章 恩師
第2章 ライバル
第3章 奨励会
第4章 再生
第5章 新たな夢へ
いまだから言えること
第6章 棋士

著者等紹介

瀬川晶司[セガワショウジ]
昭和45年横浜市生まれ。小学5年生のときに将棋に夢中になり、6年生でプロを志す。中学3年生のとき、中学生選抜選手権大会で優勝、その年、プロ棋士養成機関の奨励会に入会する。22歳で三段に昇るが、その後、低迷して26歳のとき年齢制限の規定により奨励会退会。一度は将棋と縁を切ったが、神奈川大学法学部在学中に将棋を再開すると、平成11年のアマ名人戦優勝をはじめ、アマチュア強豪として大活躍する。やがて就職してサラリーマンとなるが、プロとの公式戦で7割以上という驚異的な勝率をあげると、平成17年、日本将棋連盟にプロ入りを希望する嘆願書を提出、周囲の協力もあって戦後初めてのプロ編入試験将棋を実現させる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zero1

74
奇跡とは遠くで起きてはいない。すぐ近くにある。強く想い行動すれば夢はかなう。再出発のエネルギーをこんなにも感じた作品がこれまでにあっただろうか?年齢制限によりプロ棋士への道を閉ざされた男、瀬川が史上二人目のプロ編入試験に挑む。六局で三勝すれば合格だが、最初の佐藤天彦(当時三段で今の名人)に負けてしまう。そこへ届いた恩師からの励ましには泣けた。中学生プロ棋士が活躍する一方で、こんなにも遠回りする男がいる。何かに挫折し、生きる勇気を必要としている方に読んでほしい一冊。映画化された。2019/01/01

アマニョッキ

63
まさかまさかのコトイチ泣きました。読み終えて尚涙が止まりません。感動。実はタイトルがあまり好きではなくてしばらく読むの躊躇してたんですが、そんなわたしを豆腐の角で殴ってやりたい。優しく分かりやすい文章(賢い小学生ならきっと読める)と、ノンフィクションだからこそ描ける情景と心情との融合が本当に見事。そして人生訓のような金言もたくさん。特に178pの一文はもうね、なんでわたしと全く同じこと考えてるの?とびっくりしきり。そうかー、これを豊田監督で映画化しちゃうのかー。それはもう全日が泣きますよね!早く観たい!!2018/07/23

mio217

59
読友さんに触発されて手にした1冊。何、この感動!何なの、将棋界!よくも、こんな世界を作ったな!涙が浮かぶ感動よりも、血がみなぎる興奮!将棋をさすこと、駒を動かす事は、まるで人生そのもの。むしろ人生よりも過酷でドラマティック過ぎる。そして、将棋のプロに進む事が、断崖絶壁を登るような、荒波に飛び込むような、こんな過酷な事だったなんて。遊びたい年頃に、将棋に青春を注ぎ込んだ先に見えるものは、あまりにも辛過ぎる。しょったん以外も、きっとプロを目指す1人1人にドラマがある筈だ。もっと将棋界を知りたいゾ!読みたいゾ!2018/03/21

けぴ

55
予想以上に素晴らしい本。奨励会で26歳までに四段に進めず将棋プロへの道を諦め社会人となる。アマとして出場した銀河戦でプロ相手に7割の勝率を上げる。異例のプロ編入試験を受験し3勝して35歳でプロ棋士となる。立役者は小学校の恩師、苅間澤大子先生。瀬川がプロ編入試験で初戦敗退したとき励ましの手紙を送る。「だいじょうぶ。きっとよい道が拓かれます」プロになった瀬川は苅間澤先生に会いたいと思うが「夢を手にしたあとは、夢を本物にするためのつらさや苦しさがある」として会うことを断わられる。瀬川さんは現在六段。精進が続く。2019/09/25

hiroy

51
超よかった。早く読めばよかった。年齢制限で夢を絶たれるプロ将棋指しの世界に別ルートから入り込む、奇跡の風穴を開けた男の自伝。こう書くといかにも偉そうな人物をイメージするが至って普通で人のいい、いや人が好すぎて勝負師に向かなそうな、それでいて成し遂げたことは最高に夢のある偉大な奇跡というギャップ。本当に本人が書いているのか疑うレベルの文章の巧さ。昔の作文もレベル高え。将棋の才プラス「本当にいい人」だったから棋界自身も応援した、いい話。将棋界の度量のデカさも褒めたい。ところでオレも小学校の先生好きだったなあ。2018/11/19

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