出版社内容情報
敵が死体ならきみ(スカーペッタ)に執着することもないのに
被害者の左足に共通した金のチェーン「足枷」は犯人の署名なのか?
妄想に怯えるオスカーとの絆を保とうとするケイ。被害者のパソコンから犯人像を絞り込むルーシー。叩き上げの現場勘で証拠を拾うマリーノ。ゴシップサイトの中傷に晒され、軋んだ人間関係を超えて、それぞれの追跡ルートが異様な連続殺人の真相へと連なっていく。デビュー20年で到達したミステリーの頂点。
内容説明
妄想に怯えるオスカーとの絆を保とうとするケイ。被害者のパソコンから犯人像を絞り込むルーシー。叩き上げの現場勘で証拠を拾うマリーノ。ゴシップサイトの中傷に晒され、軋んだ人間関係を超えて、それぞれの追跡ルートが異様な連続殺人の真相へと連なっていく。デビュー20年で到達したミステリーの頂点。
著者等紹介
コーンウェル,パトリシア[コーンウェル,パトリシア][Cornwell,Patricia]
マイアミ生まれ。警察記者、検屍局のコンピューター・アナリストを経て、1990年『検屍官』で小説デビュー。MWA・CWA最優秀処女長編賞を受賞して、一躍人気作家に。ケイ・スカーペッタが主人公の検屍官シリーズは、1990年代ミステリー界最大のベストセラー作品となった
池田真紀子[イケダマキコ]
1966年東京生まれ。上智大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヨーコ・オクダ
32
上巻の後半から勢いづいて一気読み。検屍官シリーズでこんな風に「それで?それで??」てな感じで読めたの久しぶりだわーw心配していたレギュラーキャラたちの関係悪化は拍子抜けなぐらいサラッと平常化。その分事件の謎解きに集中できる。ルーシー、マリーノ、ケイ…それぞれが持つ優れた能力を使って真実に迫っていく。小人症の彼女が小人症の彼以外に頻繁にコンタクトをとっていた相手は誰なのか?捜査陣を混乱させる証拠を残しつつ悪事を重ねていたのは誰なのか??終盤には、映像バエしそうな危機的アクションシーンもアリ。うん。エエ感じ。2020/10/15
Yuna Ioki☆
29
462-95-12 いかにスカーペッタさんが有能か、有能過ぎた故に迫害された、そしてスカーペッタさんの周りに対して寛容かのプロモーション的な作品でした(笑)2014/03/08
Rosemary*
26
下巻になり、ストーリーが動き出した感じ。 各々が今まで培ってきたものを駆使し連続殺人の真相へ迫っていく。訳者が変わったためか、罰の悪さからかマリーノがおとなしめになりちょっと気になったが、昔の良い思い出がちらほら出てきてウッとなってしまった。 バーガーが、最近の犯罪にはついていけないとぼやく場面があるが、これも10年以上前の作品、現代の犯罪はますます様変わりしているはずゆるゆる追いかけます。2022/09/25
ケイ
13
スカーペッタを見守るマリーノとルーシーの活躍。ずっと読んでいるので、この二人の不運度が気の毒になる。そこまでなるのも、これはスカーペッタの物語だからかな。2011/11/05
よむよむ
13
相変わらずのわかりにくい展開と人間関係。私も「バーガーって誰?」状態だったけど、まあいいやで読み通してしまった。衝撃の前作からあっけなく普通にしているのが腑に落ちないけど、ベントンと前より仲良くなって良かったかも。ちなみに、私の中ではベントンはなぜかスコット・グレンなので、「羊たちの沈黙」が出てきたときはびっくりした~ 事件はドキドキ感にちょっと欠けていて残念。最後はみんなお疲れさん的な終わり方だけど、もう書かないの?初期のころのワクワクするヤツ読みたいです。2010/04/29