内容説明
霧に包まれる機巧館。館に住む老推理作家は密室の書斎から煙のように消えた。机に残された『夢の中の失楽』という題名の推理小説。やがて作中のかぞえ唄の通りに見立て殺人が起きて…。どこまでが現実でどこまでが夢なのか。名探偵夢水清志郎をして、「謎を解くのが怖い」と言わしめた事件の真相とは。
著者等紹介
はやみねかおる[ハヤミネカオル]
1964年三重県生まれ。三重大学教育学部卒業後、小学校の教師に。子供たちを夢中にさせる本を探すうちに自ら書きはじめ、『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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