講談社文庫<br> 「赤毛のアン」に学ぶ幸福(しあわせ)になる方法

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講談社文庫
「赤毛のアン」に学ぶ幸福(しあわせ)になる方法

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  • サイズ 文庫判/ページ数 296p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062762328
  • NDC分類 933
  • Cコード C0195

出版社内容情報

幸福とは何か、ということについて「赤毛のアン」には、深い覚悟が描かれている。茂木健一郎が脳と心から読み解く「幸福論」。「11歳の時、私はなぜ、“この作品には何かがある”と直覚したのだろう。最近になってやっと、その正体が見えてきた」。『赤毛のアン』には、「幸福(しあわせ)」とは何か、その秘密が隠されている。「仮想」「受容」「奇蹟」「ひたむきさ」「偶有性」「セレンディピティ」……。茂木健一郎が読み解く「幸福論」。〈文庫オリジナル〉

まえがき
序章 「赤毛のアン」から始まった魂の旅
第一章 想像の余地のある人生
第二章 帰るべき家があるということ
第三章 運命の相手に出会うということ
第四章 大人になるということ
第五章 運命を受け入れるということ
第六章 幸福の花を見つけるということ
終章 旅の終着点
あとがき


茂木 健一郎[モギ ケンイチロウ]
著・文・その他

内容説明

「十一歳の時、私はなぜ、“この作品には何かがある”と直覚したのだろう。最近になってやっと、その正体が見えてきた」。『赤毛のアン』には、「幸福」とは何か、その秘密が隠されている。「仮想」「受容」「奇蹟」「ひたむきさ」「偶有性」「セレンディピティ」…。茂木健一郎が読み解く「幸福論」。

目次

序章 「赤毛のアン」から始まった魂の旅
第1章 想像の余地のある人生
第2章 帰るべき家があるということ
第3章 運命の相手に出会うということ
第4章 大人になるということ
第5章 運命を受け入れるということ
第6章 幸福の花を見つけるということ
終章 旅の終着点

著者等紹介

茂木健一郎[モギケンイチロウ]
1962年東京都生まれ。脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー、東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。『脳と仮想』(新潮社)で、第4回小林秀雄賞を受賞。2006年1月より、NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』キャスターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mukimi

114
2020年最高の読書は赤毛のアンシリーズだった。奇抜な感性を持った才能溢れるアンが普通の主婦に落ち着いていくところは確かに自分も物足りなさを感じていたが、シリーズ継続自体に賛否両論あったことは知らなかった。私は仮想世界がなくても息苦しさを感じずに生きていける9割の人ではないけれど、毎日の生活にたくさん感動を見つけ出す無邪気さと、子供の頃には親が担ってくれた安全基地を自分の中に築いていく慎重な覚悟を共に兼ね備えた人間でありたいと思えた。最終的には英語学習の重要性にまで話が広く深く広がるさすがの茂木先生著。2021/08/29

ひろちゃん

70
赤毛のアンに対する愛情が伝わってきた。赤毛のアンはとても前向きにさせる力がある、曲がり角の先に副がある。そう思わせてくれた。けど、読みにくい。2015/10/30

46
赤毛のアンが愛読書とおっしゃる茂木さんの、情熱が伝わる一冊。想像の余地がある状態って大事。心に空白をつくっておく。「空白」があるから、他者を「受容」できるし、未来への「希望」が生まれる。納得。分かり易い文章で、あっという間に読了でした。2015/11/16

mizuki

42
100de名著を機に手に取りました。茂木健一郎先生が「赤毛のアン」が好きだということは、他の著書から知ってはいたのですが、こんなにも思い入れが強いことには驚かされました!脳科学者の視点から「赤毛のアン」の魅力について追求し、自身のエピソードも面白く書かれていて、充実した内容でした。この本を読んでから、「赤毛のアン」を読んでも良いし、もともとの読者が自分の感想と照らし合わせて読むのでも、どちらも楽しめる一冊になっていると思いました♡2018/10/21

あつひめ

39
時々読み返す赤毛のアン。私がアンを好きな理由を考えた。いつも前向きで時々突っ走りすぎたり自分の世界を夢見たりするアン、私にはないものを持っている彼女にあこがれていた。辛い生活の中でも安住の地をつかんだアンを。そしてマシューとマリラの愛情の深さを。茂木さんの見るような分析はしなかったけど、勉強もして家庭を築き、家を守るという一見平凡そうに見える主婦となったけれど、そこには本来アンが求めていたものがあるような気がする。と同時にマリラやマシューも夢見ていたものが。近いうちシリーズを読み返したい。2022/08/23

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