出版社内容情報
友を信じ、明日を誓う、劉備、曹操、孔明、周瑜……
心ゆくまで英雄三昧
赤壁の戦いで、曹操は大敗。劉備は蜀を得て、魏・呉・蜀三国の争いは、ますます激しくなり、呉の周瑜、蜀の孔明、両知将の謀略の戦いが演じられる。一方、頭角を現し始める司馬仲達の進言で、曹操も失地回復を窺う。吉川英治の名著『三国志』本編のみをまとめた新装版。「望蜀の巻」「図南の巻」収録。
吉川 英治[ヨシカワ エイジ]
著・文・その他
内容説明
赤壁の戦いで、曹操は大敗。劉備は蜀を得て、魏・呉・蜀三国の争いは、ますます激しくなり、呉の周瑜、蜀の孔明、両知将の謀略の戦いが演じられる。一方、頭角を現し始める司馬仲達の進言で、曹操も失地回復を窮う。吉川英治の名著『三国志』本編のみをまとめた新装版。「望蜀の巻」「図南の巻」収録。
著者等紹介
吉川英治[ヨシカワエイジ]
1892年神奈川県生まれ。様々な職業を経た後、作家活動に入る。1962年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マッサー
14
袁紹の没落、曹操の繁栄、劉備と孔明の出会い。ここからさらに面白くなっていく。再読だが、話を思い出しながら読むのも面白い。2021/03/28
オザマチ
4
ようやく魏・呉・蜀の三国になったと思ったら、次が最終巻…想像していたよりもずっと短い期間だったんだなぁ。2014/07/24
Mzo
3
赤壁を経て、劉備がいよいよ西蜀へ。まさに蜀の興隆期を描いているが、鳳雛の死が一片の暗雲を落とす。2009/08/06
itsumiKshi
2
めちゃくちゃ時間がかかってしまった。 孔明が性格悪い。 赤壁の戦い、ってこんなにコントみたいだったっけ。2023/06/18
aoiro_moon
2
まず印象的だったのは、孔明と周瑜の関係における、映画「レッドクリフ」との解釈の差。映画では互いの実力を認める仲であったけど、本作では周瑜の孔明に対する猜疑心は深いものがあり、心広き英雄という印象は少し薄かった。劉備は人物に恵まれ、いよいよ漢中王に就き、愚直なまでに義を通してきたその姿勢が要約開花して、これまで読者として感じてきた歯がゆさも少し和らいだ感があった。一見順調そうに見える劉備、一方影が差し始めた曹操、その両者を睨む孫権と、三英傑の結末が最終巻でどう描かれるのか楽しみ。2009/12/21