出版社内容情報
日本最高の叙事詩ついに発動!!
星暦229年。宇宙の命運は星間都市連盟を破ったタイタニア一族の手に握られ繁栄を築く。しかし、446年に強大なタイタニア一族のアリアバート卿が、単なる1都市・エウリヤ市に敗れてしまった。時代が再び動き始めたのだ。宇宙の覇者となるのはいったい誰……!?スターファンタジーの傑作ついに文庫化!
※本書は2003年10月、スクウェア・エニックスEXノベルズとして刊行されました。
田中 芳樹[タナカ ヨシキ]
著・文・その他
内容説明
星暦229年。宇宙の命運は星間都市連盟を破ったタイタニア一族の手に握られ繁栄を築く。しかし、446年に強大なタイタニア一族のアリアバート卿が、単なる一都市・エウリヤ市に敗れてしまった。時代が再び動き始めたのだ。宇宙の覇者となるのはいったい誰…!?スターファンタジーの傑作ついに文庫化。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。’77年第3回幻影城新人賞、’88年第19回星雲賞を受賞。壮大なスケールと緻密な構成で、SFロマンから中国歴史小説まで幅広く執筆を行う。2005年『ラインの虜囚』(講談社ミステリーランド)で第22回うつのみやこども賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiseiok
18
田中芳樹作品の長編シリーズで、完結しているのは超レアなので、読み始めてみました。定評鉄板の銀英伝と変わらず名言セリフ多いんですが、なんでだろ、地の文も含めコッチはちょっとカンに触る^^;。銀英伝は壮大な歴史小説だったけど、こちらはジクジクした政治小説だからかな?まだ序盤なので、も少し読み進めてみます。面白さを感じないワケでは…ない(笑)。2015/02/21
Tetchy
17
まずは『銀河英雄伝説』の頃の田中芳樹が帰ってきたと快哉を挙げたい。銀英伝では語れなかった作者の胸のうちに秘める、表に出したいアイデア、物語が今になって噴出しようとしている、その衝動が目に見えるようだ。それだけの引力をこの作品は備えている。硬と軟を絶妙に織り交ぜた文体は、昨今いささか流し読みさせるきらいのあった氏の軽い文体とは一線を画し、作者の意気込みが行間からバンバン滲み出てくる。正に予断を許さないストーリー展開で、これからの展開に胸がはちきれんばかりである。田中芳樹の新たなる代表作になる予感を孕ませる。2010/03/10
朝比奈さん
13
第4巻を読むにあたって再読しなきゃなのさ。 なぜなら時間が経ち過ぎてすっかり忘れているからねっ(田中芳樹あるある) 主人公がようやくヤル気を出した(動機は実に不幸なんだけど)巻ですね。 このシリーズ最大の命題は銀英伝を超えられるか否か、だろうなあ…。 2013/12/23
ハル
11
さすが田中芳樹さん、問答無用で面白いスペースオペラでした! 「銀英伝」をちょっと今風にした感じ?と思いながら読んでいたのですが、刊行年で言うとさほど変わらないんですね…(*_*) ヤン提督、ラインハルト達と違って、それぞれちょっと癖のあるところがなんだかアニメやラノベっぽいと感じたのですが。 個人的には、ファンの戦う動機がなんか好きです。恋人や家族を殺されたというようなありがちな展開ではなく、赤の他人であるリラのため、という一見弱い動機なのに、心情描写が丁寧だからかすごく心に訴えてくるものがあります…2014/11/20
ヤギ郎
10
本棚から見つけ出したので、再読することにした。『銀河英雄伝説』と違い、この物語に登場する全てのキャラクターは何か癖のような、ひとひねりがある。パックス・タイタニアーナの物語が開幕する。2021/06/16
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