講談社文庫
国税査察官

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062761031
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

判型:A6判
頁数:416p
造本・体裁:仮製・薄表紙・カバー

「逃げる税」を追うノンキャリアたちの闘い

政治家の脱税。企業のマネーロンダリング。すべての鍵を握る、消えた名画--。元国税局担当記者が描く、迫真の経済ドキュメント・ノベル。

内容説明

首相公邸に隠されていたルノワールの名画「日傘のリーズ」が消えた。国税査察官・篠崎隆之が名画の行方を内偵するうちに、巨額の脱税事件が浮かび上がる。大手都市銀行頭取・政財界のフィクサーらを相手に、査察部の命運をかけた闘いが始まった。元国税担当記者が描き尽くす迫真のドキュメント・ノベル。

著者等紹介

立石勝規[タテイシカツノリ]
1943年青森県弘前市生まれ。東北大学卒業後、毎日新聞社入社。東京本社社会部副部長、編集委員、論説委員、論説副委員長などを歴任。この間、田中金脈、三越疑惑、薬害エイズ、金丸脱税事件、第一勧銀・四大証券事件などを取材する。退社後、小説、ドキュメンタリーの両分野で執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

3
上司を殴って地方税務署に左遷されていた篠崎は、先輩査察官の引きで復帰、闇市場に登場した名画の素性を追ううちに、大物政治家、大手銀行頭取、政界フィクサーらの関与に気づく。暴力団の妨害を受けながら内偵を進めるも、どうしても物証が得られず、さらには秘密捜査の情報がリークされている確信をもった篠崎は大胆な戦法に賭ける。ロッキード事件や東京佐川急便事件を思い出させながら、名誉欲と物欲と権力欲にまみれた政財界の暗部を見せる物語はフィクションなのに、続出する疑惑をうやむやにする現実とオーバーラップする。 (★★★☆☆)2020/07/23

rubix56

2
差所の数頁を読んで、乱読する内の経済、企業小説はこの小説だ、決めていた。 しかし、時間がないため、乱読数を絞ることにした。 またの機会に読みたい。2014/10/28

けい

1
政治家と暴力団、フィクサーは本当にこのような関係を今も続けているのだろうか?今の首相にも? 特別ワクワクすることもないが、後半は先が気になるようになった。孤独な主人公が多い印象。柳沢は殺めずに生きたまま罰を与えた方が良かったと思う。2025/05/22

nappa

1
説明が難しいところもあったが、途中からは一気に読んだ。思っていたより大きな話だった。2017/07/14

藤澤謙光

1
初読みの作家さん。いや、コレ面白かった!篠崎役は阿部寛で映画化希望!2015/08/19

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