講談社文庫 θは遊んでくれたよ―ＡＮＯＴＨＥＲ ＰＬＡＹＭＡＴＥ θ

森 博嗣【著】

講談社（2008/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 336p／高さ 15cm
• 商品コード 9784062760072
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

死体に記された謎の文字「θ」が示すものは？

25歳の誕生日にマンションから転落死した男性の額には、θ（シータ）という文字が書かれていた。半月後、今度は手のひらに赤いθが書かれた女性の死体が。その後も、θがマーキングされた事件は続く。N大の旧友・反町愛から事件について聞き及んだ西之園萌絵は、山吹ら学生三人組、探偵・赤柳らと、推理を展開する！

プロローグ
第１章
共通する項目に関する予測的展開について
第２章
残留を許す信号ならびにその示唆について
第３章
関連を模索する解決手法の妥当性について
第４章
引き続き顕示される手法の特殊性について
第５章
推し量るべき真相の把握と評価について
エピローグ


森 博嗣［モリ ヒロシ］
著・文・その他

内容説明

２５歳の誕生日にマンションから転落死した男性の額には、θという文字が書かれていた。半月後、今度は手のひらに赤いθが書かれた女性の死体が。その後も、θがマーキングされた事件は続く。Ｎ大の旧友・反町愛から事件について聞き及んだ西之園萌絵は、山吹ら学生三人組、探偵・赤柳らと、推理を展開する。

著者等紹介

森博嗣［モリヒロシ］
１９５７年愛知県生まれ。工学博士。某国立大学の工学部助教授の傍ら１９９６年、『すべてがＦになる』（講談社文庫）で第１回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー。以後、犀川助教授・西之園萌絵のＳ＆Ｍシリーズや瀬在丸紅子たちのＶシリーズ、『φは壊れたね』から始まるＧシリーズ、『イナイ×イナイ』からのＸシリーズがある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[KAZOO]

自殺らしき事件が続けて４件起きてその事件らしきものを、いつものメンバーが興味をもってということですが、途中で赤柳とか言う探偵らしき人物が出てきて、また四季が絡んでということでこの決着もたぶんGシリーズ全部を読まないとわkらないということなのでしょうね。解決はあっさりという感じです。まあそれなりにおしゃべりは楽しめるのですが。

2016/08/03

[nobby]

Gシリーズ②今までのシリーズ通して最も読みやすかった気がする。とにかく連続して起こる転落死、はたして自殺か？殺人か？それぞれの死体に口紅で記されたθは何を意味するのか？いろんな面々が各々で事件を順々に追っていくのが分かりやすい。どれだけ主要人物達の関係者が飛び降りるんだ!?と思わずツッコミたくなったけど(笑)やっぱり真相は論理的で納得出来るけど何となくモヤモヤ…それより所々にポツンポツンと、あの人その人あんなことを惜しみなく放り込まれるのを目にするのは反則極まりない！これまた徐々に繋がっていくんだろうね！

2022/03/29

[＠]

Ｇシリーズ第二作目。前回のΦに引き続き、今回はθ。口紅で記されたθの記号と共に死んでいく自殺者。シータとはあなたとの関係です。シータは遊んでくれたよ。さて、誰なんでしょう。裏には何が潜んでいるのでしょう。Ｇシリーズは今までのシリーズとは違い、派手さがないだけに、何かが潜んでそうで怖い。今回少しですがそれが垣間見れましたね。保呂草さんや、あの人の名が出てきたり。読み進めるのが怖いけれど、わくわくします。武者震いというやつでしょうか(笑)ともかく今後の展開と共に、海月君の推理力と彼の本質に期待大です。

2013/05/19

[タックン]

Gｼﾘｰｽﾞ第２弾。先が気になったので一気読みしちゃった。久々に萌絵ちゃんが大活躍かと思ったらおいしいとこ海月君が持っていっちゃって、うーん？って感じかなあ？しかもあくまで推理だけの段階で終わってる感じで尻つぼみだな。まだ新キャラ達に慣れないな。 でも他ｼﾘｰｽﾞやGの１作目との繋がりを匂わせてるようで気になるなあ ・・・・そして最後はやっぱ四季さん登場か？ θは遊んでくれたよって実は何だろう？

2013/06/02

[さばかん]

θに弄ばれたよ……。　　　　 結局連続自殺事件は闇の中か……。　　　　 不気味な世界ですわね……。この世界は。

2019/12/17