出版社内容情報
うたかたのような存在の男の恋、大阪と東京の恋愛、障害を抱えた女の想い、妙齢女性作家の秘密、好きな男の後を追った旅……田辺作品の原点といえる、切ないラブ・ストーリー
ちっぽけな存在の私だけれど、この思いは決して小さくない。
アイツにとって、俺は、うたかたのような存在でしかなかったのかもしれない。でもあの時の幸福は、うたかたではなかったと思う――。チンピラの焦がれる恋を描く表題作ほか、大阪で彼を待つタミ子や、障害を持つわたしの実らぬ思いなど、自分を「消え去る泡」のように感じてしまう5つの恋を描いた、切ない短編集。
田辺 聖子[タナベ セイコ]
著・文・その他
内容説明
アイツにとって、俺は、うたかたのような存在でしかなかったのかもしれない。でもあの時の幸福は、うたかたではなかったと思う―。チンピラの焦がれる恋を描く表題作ほか、大阪で彼を待つタミ子や、障害を持つわたしの実らぬ思いなど、自分を「消え去る泡」のように感じてしまう5つの恋を描いた、切ない短編集。
著者等紹介
田辺聖子[タナベセイコ]
1928年大阪府生まれ。樟蔭女子専門学校国文科卒。’64年『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で、第50回芥川賞受賞。’87年『花衣ぬぐやまつわる…』で第26回女流文学賞受賞。’93年『ひねくれ一茶』で第27回吉川英治文学賞、’94年第42回菊池寛賞、’98年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で第50回読売文学賞、第26回泉鏡花文学賞、第3回井原西鶴賞特別賞を受賞。’95年紫綬褒章受章、2000年文化功労者となる。小説をはじめ古典や評伝、エッセイ等著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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