出版社内容情報
比類なき本格&幻想(ゴシック)ミステリ、佳境(クライマックス)へ――少年の目の前で、謎の人影は忽然と消失した!ついに明かされる浦登家の秘密。空前の巨編、いよいよ佳境へ。
耐えて耐えぬいた全ての疑問、抑圧、不安が解決した瞬間、最高の興奮を迎えながら、物語は静かに瓦解していく。落成と崩落が同時に訪れるこの恐れ。
紙上の物語だけではなく、読者の脳内にも訪れる崩壊のカタルシス。
なんと羨(うらや)ましい。それは多くのゲーム制作者がユーザーに望む、物語との一体感に他ならない。
この一体感――物語の落成と崩壊を共に味わわされる感覚こそ、綾辻行人の小説にある毒であり蜜である。――奈須きのこ<文庫版第4巻巻末に収録の「特別寄稿 暗黒館の諸相」より抜粋>
綾辻 行人[アヤツジ ユキト]
著・文・その他
内容説明
恐ろしき浦登家の秘密がついに語られる。十八年前の“ダリアの日”に起こった不可解な事件―初代当主・玄遥の殺害。幼少の玄児が目撃した怪人物は、不可能状況下で忽然と姿を消した!?死に抗う妄念が産んだ館。その深奥で謎はいよいよ縺れ深まり…美しき双子姉妹を、信じがたい悲劇が襲う。
著者等紹介
綾辻行人[アヤツジユキト]
1960年京都府生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院修了。’87年に『十角館の殺人』で作家デビュー、“新本格ムーヴメント”の嚆矢となる。’92年、『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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